残暑お見舞い申し上げます。
今年も暑い夏がやってきた。例年より、ひときわ暑い気がする、のは私だけだろうか。
というわけで、恒例の夏のツーリングに出かけてきた。
過去2回、本土最北端、宗谷岬に行ったことがある。いづれも自転車で。しかし、本土最南端である佐多岬にはこれまで行ったことがなかった。それでいいのか?!?!宮崎人!?!?
それで
佐多岬、に今年は行ってみた。
https://www.navitime.co.jp/coursebuilder/course/0b99d917334347b990d68bfe4d2b3a71
8月6日(5日目)内之浦〜国の松原キャンプ場
この日は休養日、と決めた。嫁さんとのメールでのやりとりで、土曜日には帰ってきてほしい、との事。おそらく日曜、下手すると月曜になるかも、と答えた。いずれにせよ、体力を回復する必要がある。
というわけで、30年前にも利用した、大崎町国の松原キャンプ場まで、とする。
9時半、宿を発つ。
山越えの県道561号線が開通してから、旧道と化した448号線を行く。ここも峠を越える。
不思議なのは、海岸線ではなく、高いところに道路があり、集落が点在していること。昔はどうやって生計を立てていたのだろう。山側は急峻な崖であり、耕作地に恵まれていそうに無い。海までも相当な急斜面を下りなければならない。漁業も考えにくい。集落はいずれも古く、見かけるのはお年寄りばかりだから、ここ最近できたものでは無いのは確かだ。
古い道は、こんなことを考えながら、想像しながら旅をするのが楽しい。
波見の郵便局を過ぎると、448号線は肝属川を渡る。
日差しはこの日も厳しかった。
12時半、キャンプ場着。
何もせず、寝っ転がる。買い出しに行こうかともちらっと思いもしたが、止めた。
このキャンプ場は、本当に良い。綺麗だし安いし、ナンとwi-fiがテン場全体で使える。びっくり。宿泊者もファミリー、団体含めて多かったが、広いので狭苦しい感じは皆無だった。
近くにいた団体さんは、大人も子供も女性ばかり。一体、なんの集団だろう?と気になったが、軽く挨拶と世間話をしただけで、そこまでは聞けなかった。
ネイチャーハイクという中国メーカーのテントを新調した。安かったから。軽かったから。
(セミ)シングルウォールは初めて使うが、携帯性を含めて良い。ポールが1本のみなので、軽量化の犠牲として自立できない。つまり、ペグを必ず打つ必要がある。自転車旅の場合、意外とコンクリなどの硬いところに張るケースもあり、一長一短だな。あと、結露は必ずある。気にするほどでは無いが。
本日の走行距離 27.7km
最高速度 57.8km/h
平均速度 13.8km/h
8月7日(6日目)国の松原キャンプ場〜串間〜青島〜綾
この日も4時起床。あまり眠れたとは言えないが体調はいい。
涼しいうちは本当に気持ちがいい。この日は、国道をひたすら自宅を目指す。
当初の予定では都井岬に立ち寄ろうかとも考えていたが、却下。できれば今日中に帰り着きたい。
とりあえず、目標を内海のChinema Heavenとする。あそこまで行けば、食事もできるし、いざとなればキャンプもできる。
志布志の町を四日ぶりに走る。
国道220号線を北上する。
串間に入ってすぐにある、高松海水浴場は、近年綺麗に整備され、キャンプ場とはされていないものの、芝生とトイレあり。ちぇけら
串間から南郷へは山越えの道だが、これまでの道中を考えればなんていうことは無い。しかし、暑い。この辺りは林業が盛んで、ひっきりなしに木材やチップを積んだ大型車が横を通っていく。気が休まらない。
とは言え、順調に距離を稼ぐ。
この辺りは何度か走ったことがある道なので、先の見通しも立ちやすい。今日中に帰りつけるという確信に変わって行った。
日南市大堂津の先、日南トンネルの手前から、道路にサイクリスト用の真新しい表示が書かれていた。トンネルの手前を右に渡り、トンネルではなく旧道を迂回するように誘導してある。この日南トンネル、古くて狭い上に前述の通り大型車の通行が頻繁にある。「難所」である。
最初はなんだ?と思ったが、このように地元の人ではないと分からない「危険な道」は結構各地にあって、こういう風に安全なルートに誘導してあるのはとても親切だ。道路行政グッジョブ
日南の街を通り過ぎ、ひたすら景色の良い海岸道路を走る。暑いけど。暑すぎるけど。
ちょうど正午に、Chinema Heavenに着く。が、「休業」の文字が。そうか、営業自粛を受けて、なのか・・・
仕方なく、道路向かいにある去年12月に閉業してしまったデ・モンデ・マルシェ跡に行く。ここで大休止。
普通であれば、ここから3時間の行程。夕方には帰り着く。
しかし、ここからが遠かった。
曽山寺から清武に入り、黒北を通って高岡を目指す。あと登りは4箇所。それさえ越えれば家に帰れる。
ところが、それまで南風に背中を押されていたのが、山道に入った途端に強い向かい風となる。なんで?
結局、4時間かかってしまった。16時半、無事帰宅。
これまでは、比較的高いところを目指していたので「暑すぎる」というのは去年の大洲を除けばさほどなかった。阿蘇なんかは朝番は寒いくらいだし。今回はとにかく暑さとの戦いだった。来年はそのあたりを加味して、時期を含めて計画せねば。
本日の走行距離 125km
最高速度 59.6km/h
平均速度 14.5km/h
(最高速度、平均速度は6日間通してのデータ)
総走行距離 495.6km(サイコン)
獲得票高 7882m