今日は旧暦の正月。普段私たちが使っている太陽暦(グレゴリオ暦)は、16世紀にローマカトリック教会によって制定されたものです。太陽の運行をもとに、“数学的な”ズレを解消するためにある意味人工的に決められたものです。日本では明治以降取り入れられました。
日本で使われていた旧暦(天保暦)は太陰太陽暦であり、必ず1日が新月、15日が満月になります。1日の時間は日の出から日の入りまでを等分する(つまり当時の1時間にあたる「刻」は季節によって長さが違った)という、月と太陽の運行を取り入れたものでした。どちらが人間の生理に近いかは言うまでもないでしょう。旧暦は生活のリズムに取り入れやすいと思います。この機会に旧暦を意識して見るのもいいのではないでしょうか(^_-)