今年の冬は、鳥が来ない、寂しい季節だった。
冬の訪れはジョウビタキの、あのけたたましい鳴き声から始まる。
ジョウビタキは、鏡、とりわけ自動車のサイドミラーに映る自分の姿と縄張り争いをするのか、ヒッ、ヒッ、ヒッという独特の鳴き声を立てる。
黄色というかオレンジ色と黒の小さい体は可愛いものであるが、車の周りにところ構わずされる糞には閉口する。
とは言っても、彼が来ないことには冬になった気分がしないのだから不思議なものだ。それが、今冬は来るのが相当遅く、来てもあまり鳴き声を聞かずに終わってしまった。
春の風物詩といえば、鶯だ。
鶯もまた、今年は遅く鳴き始めた。
鶯はまだしも、ヒヨドリの姿はとんとみなかった。どうしたことだろう。
最近、ツバメが戻ってきている。これは嬉しいことだ。これから子作りに励むことだろう。
花といえば、シャガの花も咲き、オガタマノキはマンゴーに似た、甘い香りを放っている。
シランも蕾が開き始めている。もう直ぐ、楽しませてくれるだろう。
あ、今日は初めて庭先でコゲラを見かけた。うれしくなって、あいさつしておいた。



