今日、NHK総合で「
にっぽん紀行「殻を破るシャッター~鳥取砂丘・16歳のカメラマン~
」という番組がありました。
16歳の聾学校に通うアマチュアカメラマンのドキュメンタリーです。
僕が小学校のとき、近所の聾学校との交流授業が年に1回、ありました。
子供の頃ですから、相手が多少自分と違っても特に何も思わず(笑)、仲良くもしたり、時には言い合い(?さすがに喧嘩までは行かなかったけど)したりもしていました。
番組は、「ひとを撮るのが自分の個性」という、小学部の頃に写真と出会い、コンテストで1位を取りながらも、ある出来事をきっかけに自分らしい写真を撮れなくなった少年が主人公でした。
彼は、生まれつき耳が不自由です。
しかし、写真に出会うことで「自分」を見つけて行きます。
彼は、単に耳が僕らより不自由なだけです。
身振りや、聾学校での授業によって聞き取りにくいながらも、「言葉」を発することも出来ます。
しかしその「出来事」によって、彼はこれまで“子供”であったことの社会の中での優位性(つまり、誰にでも遠慮なく写真を撮ることをお願い出来た)が、大人になるにつれ出来にくくなってきたことに直面し、そこから一歩、歩みだす瞬間にぶつかっていたのです。
16歳ですから、健常者だろうとろうあ者だろうと、誰にでもあることではあります。
しかしやはり、不自由無く音を聞くことの出来る僕は、番組を見て彼の思春期特有の葛藤、加えて僕ら健常者では体験のない“壁”を超える様を見させて頂き、感動しました。
僕も写真は好きでよく撮りに行くのですが、もっぱら自然ばかりです。
要するに、人が苦手なんですね(笑)
反対に、彼は人が好きなんだそうです。人を撮るのが、楽しいのだそうです。
これからは、なんだかもっと人を撮りたくなってしまいました(^_-)
同じです
(^_-
ですか、やはり(^_-)