「なにもないけど、そこにすべてがある」

昨日放送の爆問学問は、デザイナーの原研哉(はらけんや)さん
非常に面白く番組を観ました。

シンプルなデザインは実は“複雑なデザイン”から進化して生まれて来た、日本の「簡素の美」はヨーロッパより300年先じているという話は、普段から僕も考えていることでしたので至極納得でした。

加えて、話が日本人論的な方向に行くと、爆笑問題のお二人もヒートアップ。
普段は、ゲストの先生方に突っ込む太田さんもこの日は真剣な話に終始。

シンプルということは「なにもない」ということに近いわけですが、そこに何を見いだすか、訴えるかと言うことは作者と使い手との見えない会話であるわけです。
例えばお茶の席というのは、通常無駄を削ぎ落とした建築、作法で成り立つ時空間ですが、これも亭主と客とのイメージの共有があって初めて成り立つものです。

このイメージの共有という作業が、作者、使用者共に現代では失われつつあるように感じるのは、僕だけでしょうか。


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