『陶房八十一』のクレーマーだった私(白さつま珈琲碗)〜後編〜

時間が経ち、使い続けているうちに、少しずつ言われた事が分かってきました。

「珈琲を美味しく飲むには適温がある」

「熱くて持てない・飲めない珈琲は飲んでも味がわからない」

「インスタントの熱い珈琲が飲みたかったら、他のマグカップを使えばいい」

「洋食器と和食器の大きな違いは、手で持って使うか使わないか。左手を添えて珈琲を飲むと飲みやすかった。これが和食器かぁ!!」と腑に落ちた。

「切れ目はデザイン。使い手が色々想像を膨らませて自由に使えばいいんだ!」

飲み終わったらすぐ洗う。
洗ったら、すぐ拭く。
そして、乾かす。

あれから結婚し、八十一の器を使い続けて約2年。気づけば知らぬ間に仕草がゆっくり食器の取り扱いも丁寧に。今では工芸品にも興味を持つようになり、ゆっくり食事を味わうようにもなりました。

木のお椀とお盆は児玉工芸さんの作品。黒天目小皿にのっている沢庵は唐津の中里隆先生から頂いたもの。

タダだから割れてもいいや!100円だから飽きたら捨てたらいいや!結婚前はそんな感じでした、、、。

今は、値段ではなく気にいった物を大切に扱うようになり、むしろ無駄遣いがなくなりました。

100円であろうが、1万円であろうが、自分の気にいったものを大切に扱うようになりました。

私の場合、工芸品が心の豊かさを感じるきっかけとなりました!

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