14日から始まった五ヶ瀬町自然の恵み資料館創作クラフト展」。
13日より、搬入に行ってきました。

初日は、平日とあって平穏な滑り出し。
しかし、割と途切れなくお客様も来られていました。
五ヶ瀬町というところは、日本最南端のスキー場で有名ですが、宮崎でも有数の雪どころ。
なかなか今回のようなクラフト展や美術展も無かったと聞いています。

今回は16名の方々との共同開催ですが、その中で僕がとりわけ目を引かれたのが、「かるい」制作者の飯干五男さんです。
飯干さんは日之影町椎谷在住で、かるい一筋67年の大ベテラン。
「かるい」とは、伝統的に高千穂周辺地域で用いられている竹製の背負い籠で、急斜面での作業を考慮して底が平らではなく、「斜面に立てかけるように」なっているのが特徴です。

同じ日之影町には廣島一夫さんという名人もいらっしゃいます。

今回同じく出品されているわら工芸の甲斐稔さん(こちらも見応えのある作品です)にご紹介いただいて、飯干さんをお訪ねしました。

飯干五男1
1日1個作れれば一人前、と言われるそうですが、飯干さんはなんと最盛期には3個作っていたとのこと。
今じゃ、体のことを考えて1個しか作らないようにしてます、とのこと(⌒▽⌒;)
この日も昼過ぎにお邪魔したのですが、既に完成間近(^o^)
飯干五男2
飯干五男3
飯干五男4
飯干五男5
飯干五男6
もう、にこにこってね、おしゃべりしながら次々と出来ていくわけですよ。すげー

しかも、飯干さんが名人と言われる所以はその形にあります。
飯干さんのかるいは下に行くにつれて細ばっています。
これは、山登りをされる方はよく解ると思いますが、重い荷物を長時間担ぐ時には、出来るだけ上の方に重心があった方が楽に運べます。
飯干さんはまさしくこのことを考慮して制作されているわけです。しかも、これはかなりの高等技術が必要とされる、というわけで飯干さん以外にこの形のかるいは作れない、ということなんですね。

このあと、日之影町旧商工会館である、竹細工資料館へ。
(商工会館では、前青年部長の田中くんに遭遇。渓谷沿いに渡した鯉のぼりの撤去作業に青年部で来た、とのこと)

廣島さんの竹細工はさすがに絶品。

いつも竹のなりたい形を考えている、俺の気持ちで・・・じゃいかん。
竹の気持ちでやらんと。

自分はただ竹と暮らしているだけ。
上手下手はその人の一生懸命の中から出てくる。
一生懸命やったと自分に納得出来れば、それでいいです。

人よりもいいものを作るというのが、職人の原則じゃった。
これは金にならないというのは、人間の愚痴じゃ。

まさしく、おっしゃられるとおりです・・・

さて、会期中毎日(!)午後3時から企画者である興梠義孝さんによる、ローケツ染めの実演が開催されています。
このローケツ染め、はっきり言って難しい、です。
見るとやるとでは大違い。

実演では、何やら黄色で鯉?のようなものを描いたと思ったら、ろうを塗り(これがどこに塗ってあるか見えにくい)また違う色を重ね、という作業を繰り返します。
ろうの塗り方や色の重ね方を、最終的な仕上がりがはっきりと頭に無ければ出来ません。それくらい複雑な作業です。
しかも、縦描きの作品を横向きで書いているし!
あれよあれよというまに、神楽のかがり火が完成。
もちろん、実際の作品はもっと細かい描写が加わります。

義孝さんの実演のあと、試しにやらせていただきました。
ろうけつ染め
ローケツ染め
ここに来る前、延岡から新しいバイパスを通らず川沿いの古い道をしばらく来たのですが、早くて便利だけど人気の無い新しい道より、昔から馴染みの釣り舟が浮かぶ五ヶ瀬川沿いの道がほっとしますね(^_-)
(求、の字に点を忘れたのはご愛嬌(^^ゞだって書いている時に見えないんだもん)

24日日曜日、最終日は会場に居ります。
ぜひ足を運んでみてください(^_-)


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八十一(やそいち)

八十一(やそいち)

当工房の代表。頑固者。変わり者。とよく言われる。アウトドアと音楽をこよなく愛す。あ、嫁さんも。

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