残暑お見舞い申し上げます。

今年も暑い夏がやってきた。例年より、ひときわ暑い気がする、のは私だけだろうか。
というわけで、恒例の夏のツーリングに出かけてきた。
過去2回、本土最北端、宗谷岬に行ったことがある。いづれも自転車で。しかし、本土最南端である佐多岬にはこれまで行ったことがなかった。それでいいのか?!?!宮崎人!?!?

それで

佐多岬、に今年は行ってみた。

https://www.navitime.co.jp/coursebuilder/course/0b99d917334347b990d68bfe4d2b3a71

8月5日(4日目)大泊キャンプ場〜内之浦

大泊の爽やかな朝。

朝日が昇ってくる。今日も厳しい1日になりそうだ。

涼しいうちに出発の準備をすませる。今朝もヤブ蚊は食事熱心だ。

体調もいい、ようだ。当初の予定は、“剣道”として名高い県道74号線を内之浦を目指すつもり。岸良まで10時過ぎくらいまでに抜ければいいか、くらいに思っていた。

まずは県道68号線を間泊方面を目指す。

前日に引き続き68号線。

トンネルの向こうから朝日が。

大隅半島の東側をルートを辿る。
天然の港が小さな集落となり、それらを繋ぐように道がある。集落の間には、小さいとは言え、立派な峠がある。
快調に峠をクリアしていく。

海辺の町。

離れ小島にしめ縄がしてある。

しめ縄の岩場に独り佇む、鳥。

佐多岬を振り返る。

68号線をなんとか岩下集落まで進む。ここで道がはっきりしなくなる。これは想定内で、事前に国土地理院で調べ、印刷しておいた。ここまで約1時間。小休止を兼ねて、分かれ道にあった民家で道を尋ねる。
朝も早い中、奥さんが親切に道を教えてくださった。68号線を川南まで進むつもりだったが、74号線を勧められる。せっかくなので、進言に従うことにする。
県道564号線に出て、馬込まで進む。ところが、このたった3kmほどの道が想像以上に体に堪えた。それまでの疲労がたまっていたのが、一気に来た。


聞いた通り、郵便局がある。奥さんはその手前の道を進められたが、郵便局長は74号線のほうが景色が良い、と教えてくれる。74号線を行く。これがまた、強くなってきた日差しと共に、容赦なく体力を削っていった。

74号線

馬込の郵便局長のいう通り、景色は良い。抜群に良い。

大隅半島に、阿蘇を思わせるような場所が有るとは思っていなかった。

あの風力発電所は、昨日海側から見えたものだろうか。

分岐点である、川南に着く。
既にこの時点で、74号線を行くことを諦めた。ここから68号線に戻り、国道448号線を目指す。
74号線への分かれ道のところに、ちっちゃな店を見つける。誰もいない。氷を食べようと思い、料金はここへと書かれた箱にお金を入れた。

ここから更に登りは続く。しかしそれまでの道とは違い、木陰があるだけマシだ。上り詰めて下りに入ると、途端に新しい広い道となる。こちらを登らずに助かった。
下りを一気に走り、田代集落の「ほりうちショッピングセンター」に入る。お女将さん(多分)が、快く軒下を貸してくださる。買ったおにぎりをほおばる。

国道448号線。実はこの道はちょうど30年前にも走っている。学生時代に、サークルの後輩たちと岡山から鹿児島まで夜行列車で輪行し、指宿まで走り、フェリーで根占に渡り大隈半島を448号線で横断し、大崎の国の松原キャンプ場、都井岬、青島、延岡と走った。

国道448号線。内之浦の文字が見える。

ところが、この道の記憶がほとんどない。見たような景色かな?というくらい。旅の後半の記憶は結構あるのだけれど。

448号線の途中にあるはずだった、お店。自販機に救われる。

この道も新しく広い。木陰がない。だらだらとした登りを行く。途中、「でんしろうの森」という休憩所があり、助かる。へろへろだ。お昼時なので、乾パンとミックスナッツを無理やり喉に押し流す。

数少ない木陰を渡り歩くように、進む。嘘かまことか、サイコンの温度表示は47.5℃を示している。

突然、視界が開けた。

ようやく上り詰める。

7%の坂が4.7km続く。やばい道。

「この先7%の急坂が4.7km続く」という標識があったと思ったら、カーブの先は海だった。

まさしく「スピード落とせ」。

この道はやばい。海に突っ込みそうになる。
坂がきつい時、自分に「終わりのない峠はない。登りの後には必ず下りがある」と言い聞かせている。しかしこれほど怖い下りはなかなか、無い。

橋の工事が施行された年代をみると、平成元年から2年だったので、30年前には全線開通していなかったかもしれない。だとすると、記憶に無いのもうなずける。

下り抜けると、岸良海岸だ。

岸良海岸。綺麗な浜だ。

海水浴場で小休止。木陰が心地よい。

14時。岸良の町で冷たいアイスで体を冷やしたかったが、あいにく商店を見つけられず。
もう既に体力を使い果たしている。
今後の日程を考え、内之浦までは行こうと決めた。一応、考えに入れていた国民宿舎を目指すことにする。

その前に、最後の登りに臨まなくてはならない。
岸良からJAXA内之浦宇宙空間観測所を目指す。
遠目からは大した登りでは無いだろう、と高を括っていたが、傾斜は大したことはなくとも、激しい日差しが照りつける。きつい。

岸良海岸を振り返る。

あの奥からやってきたのだ。もはや佐多岬は見えない。

国民宿舎コスモピア内之浦」に15時半着。15kmほどに2時間かかった。
予約はしていなかったが、昨日まで閉館していた、との事で宿泊者はほとんどいなかった。素泊まり税込み5500円。HOTEL AZよりちょっと高いが、こちらは温泉付き。
温泉に入り、番台のおばさん(佐土原からこちらに40年前にお嫁に来られたそう)とおしゃべりをし、レストランでスタミナ定食を食す。ここの賄いのお母さんもよく話す人だった。久しぶりに人心地ついた気分。

本日の走行距離 74km
最高速度 57.8km/h
平均速度  13.7km/h

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八十一(やそいち)

八十一(やそいち)

当工房の代表。頑固者。変わり者。とよく言われる。アウトドアと音楽をこよなく愛す。あ、嫁さんも。

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