チビート・トラバース2015 IN 九州中央山地&九重連山 5日目

7月30日。5時。
本当に清々しい、朝。

朝食は「マルタイラーメン」。
棒状ラーメンは携帯性が良く、「塩分20%カットスープ」は味噌汁代わりに飲めちゃいます。ここに餅を投入するのがいいのですが、忘れちゃった。

今回、行動食の軽量化を図ったのですが、ちょっとカロリー不足気味。疲れが回復はするものの、溜まりやすい感じです。
この日の朝も調子は良かったのですが、この後大した距離を移動していないに関わらず、疲労を感じてしまいました。

朝日を受ける三俣蓮華岳。

7時にテン場を出立。法華院山荘です。
昨年のゴールデンウィークに、平治岳に登りここに泊まりました
山小屋に泊まるのが初めてて(笑)(素泊まりはありますが)、あまりの贅沢さにびっくり。
その時に坊ガツルに泊まるのが憧れに。

ちょっとした贅沢。200円也。

山荘を出てすぐ、白口岳登山口がありますが、閉鎖されていました。

今回、当初の計画では2日目は中岳を始めくじゅうの主なピークを縦走し、瀬の本へ降り沢水キャンプ場まで帰る、というものでした。
しかし、瀬の本からは10kmの舗装路を歩かなければいけません。
これまでの疲労を考え、旅はまだ途中、無理はできないと判断。

つか、ムリぽ。

北千里を上がって、稲星山と白口岳の間から沢水キャンプ場に直下するルートを考えていました。
ところがこの下るルート、ヤマケイ地図では2014年7月の豪雨で崩壊の恐れあり、とあります。
加えて、坊ガツルで一緒になった方から登るのは登れるけど、かなりキツイし危険、とも聞いていました。
法華院山荘で情報を求めると、やはり重装備での下りは止めたほうがいいとのこと。

ということで、最短のコース、鉾立峠から下ることにしました。
となると、かなりの余裕の、のんびりハイキングに。
こりゃ、幼稚園の遠足だなあ〜、と思っていました。この時までは。

8:30鉾立峠が見えてきました。

峠から法華院山荘、三俣蓮華岳を望む。

くじゅう屈指の急登と言われる、白口岳への道。

なんせ、まだ8時半ですからねー
ここで余計な色気が。
ここに荷物をデポして行けば、白口岳に登れなくね?
こんなピーカンの天気で、上まで行かないなんて。いや、行くべきだろう。

ということで、急遽白口岳に登ることにしました。

鉾立峠、大船山を望む。
噂に違わぬ、急登です。

荷物がないって、こんなに身軽なんだ!

コースタイム1時間20分のところを、40分でとうちゃこ。9:20

山頂に居た、福岡から来られたというお嬢さん二人組と写真をお互い撮り合いしてもらいました。
お二人はなぜか「17」の人文字でポーズを取っていましたが、あれは何だったんだろう?(笑)

「宮崎の方ですか?」「え?なんで分かっとですか?」
なんとお一人は宮崎市内の出身でした。(当てたのは福岡出身のもう一人の方で、お友達とアクセントが似てたから、だそう)

「チビート・トラバース」の話をしたら、予想以上に受けていただきました(^_-)
ブログにアップしますか?、します!します!ということで、お名前を聞き忘れましたが、よかったらコメント下さい(^_-)お待ちしてます。

遠くに由布岳も見えました。

こちらは祖母傾山系。この山の向こうの向こうから、やってきました。

九州本土最高地点、中岳。

稲星山。写っているのは、一足遅れて到着した、福岡からのNさん。
Nさんとはこの後沢水キャンプ場近くまでご一緒します。

祖母山。

マジで、最高の眺めだ!

 

30分ほど山頂に。さて、下りますか。
山頂直下の岩場。
写真では伝わりにくいですが、僕でも一瞬腰がひけるくらいの傾斜です。

昨日、悪戦苦闘したルートがはっきり分かります。

この後、後から降りてこられたNさんと鉾立峠で合流。
何でも、車中泊しながら既に2週間!くじゅうを廻られているとか。佐渡窪に降りる道は、2年前とだいぶ変わっている、水害の影響が甚大だったようだ、と言われていました。
そう言われてよく見てみると、確かに道標の8割が大きな石に埋まっていました。

くじゅうは、メインのルートを外れると決して登りやすい道ではありません。
火山特有の雨が降るとぬかるんで歩きにくい土に、大きな溶岩がゴロゴロしており、また傾斜も急です。
今回感じたのは、あちこちに案内板やマークがしてあるのですが、肝心なところ、ここにあって欲しいというところに限ってない、ということでした。
水害の影響がいまだ解消されていない、のでしょうか。

途中、Nさんに当初登る予定だった南尾根ルートの取り付きを教えていただきました。次回の宿題ですな。

Nさんにペースメーカーになっていただき、おそらく一人の時よりも20分は早く降りてきました。
13時キャンプ場着。

早く降りてきたのは、少しでも荷物を軽くしたかったため、最寄りの久住の町から登山道具を自宅に送り返したかったことと、5日ぶりのお風呂に入りたかったから。
沢水キャンプ場では、宿泊すると国民宿舎久住高原荘の温泉の割引券をもらえます。これを使わない手はない!

ということで、再び自転車旅の準備を済ませ、車上の人となったのでした。

くじゅうの山々。久住高原荘の温泉は、時間帯もあり貸切状態。あ〜〜〜脱力
体重計に乗ってみると、2kg減!
5月の健康診断で、大学時代に戻ったと喜んでいたのですが、これでは高校時代だよ!
さすがにこれは、急激に減り過ぎです。カロリー不足と、ハードワークが過ぎているのでしょう。

そろそろ、まともなメシが食べたい!
基本、自宅から持ってきたお米5合、ご飯を炊いてパックレトルトパウチ。行動中は柿ピー。
今日は、外食したいなあ。

3泊の沢水キャンプ場の予定を2泊にし、行けるところまで進んでおこうと、この日は産山村を目指すことにしました。
久住の町で買い出し&荷物の発送を済ませ、いざ。

腹減った。

産山村までは距離は大したことはないのですが、アップダウンを繰り返し、既に疲労が溜まった体にはボディブローのごとく効いてきます。
加えて、役場付近まで行けばテント貼る場所もなんとかなるだろう、という目論見も甘く、何処か食事できるところはないかという問いに、車で20分行ったところなら、という返事が・・・

おーまいがっ

既に18時。
途方にくれて、とっくに受付時間の過ぎている役場の方に尋ねてみました。とにかく、トイレと水さえあればどこでもいいんです!!と。
すると、「ファームビレッジ産山」というところがあるから、そこに聞いてみましょう、と応対していただきました。
既に管理人さんも帰宅されているようで、いろんな方面に尋ねていただきました。
結果、本来コテージ&オートキャンプ場なのですが、ディキャンプ料金でいいですよ、と。
時間外に関わらず、親切に応対していただいた役場企画振興課の若くてイケメンな井野智徳さん、ありがとうございました。

役場からの最後の登りを越えて、ようやくこの日の宿に到着。
久住の町を出たのが16時。16〜7kmの距離を3時間近くかかってしまいました。
既に日は落ち、ヘッドランプを点けてのテント設営となりました。

昨日の坊ガツルでも大きな月でしたが、この日は満月。
食事する気力もなく、寝てしまったのでした・・・

本日の歩行距離 約7.5km
本日の走行距離 30.2km
(トータルの)平均速度 14.2km/h

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