先日、実に数年ぶりに第27回宮崎国際音楽祭に出かけてきた。縁あって、チケットをお譲りいただけたのだ。
演奏会〔4〕 「喪失と悲哀を越えて」
~大野和士が捧げるレクイエム
音楽は世界を癒やす 大野和士と出演者が全身全霊で捧げる不滅の鎮魂歌
ヴェルディ:レクイエム
指揮:大野和士
ソプラノ:中村恵理
メゾソプラノ:池田香織
テノール:宮里直樹
バス:妻屋秀和
宮崎国際音楽祭管弦楽団
新国立劇場合唱団
というブログラム。
泣けた。ライブで、しかもクラシックで感動して泣いたの初めてかも。この音楽祭は、宮崎の誇りと言っても過言ではない、一大イベントなのだが、これまでアイザック・スターンだったりシャルル・デュトワだったり、大物ミュージシャンが音楽監督として歴任していた。10代の頃からデュトワファンだったので、狂喜したものだ。特に感動したのは、2006年第11回の時の小曽根真さんとデュトワの共演でのモーツァルト ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調「ジュノム」K.271。https://iamtk.yasoichi.jp/music/mozart-meets-ozone/
しかしここでも感動はしたけど、泣きはしなかった。
ひさしぶりの生オケ、しかもS席最前列。ここの劇場は例えB席であってもよく聴こえる小屋なのだが、やはり体感するダイナミクスが違う。それもあるだろうが、とにかく凄かった。普段、オペラに親しみがなく、途中で寝るかも?という心配は何処へやら。1時間半休憩なしのプログラム中、しびれっぱなし。
それだけでなく、演奏者の中でも終演後泣いている方も複数おられた。
都外川さん、ありがとう!
早速アバド盤を購入。