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チビート・トラバース2015 in 九州中央山地&九重連山 3、4日目

3日目、7月28日。

さすがに疲れが取れず、太腿にも筋肉痛が。加えて天候も悪し。山は厚く黒い雲で覆われていました。
というわけで、ここで予備日を消化することに。(沈する、と言います)

そりゃ、3日の予定を2日で来たんだからなあ・・・(結果的に、この読みは良かったと思います)

昨日遅くに着いた時には誰もおられなかったのですが、朝早くから机や椅子を並べている気配が。
管理人さんに挨拶すると、今日から2泊3日で地元の子供たちがキャンプだとか。
水は使えたものの、トイレに鍵がかけられ電気も使えなかったので、助かりました。

しかし、この沢水キャンプ場
ロケーションも見晴らしも良く、周りに何本も小川が流れとても気持ちいいのですが、「前日の17時までに予約がなければ、管理人不在」ということで、地図を頼りに来た旅人は途方に暮れてしまいました。着いた時に一応電話したのですが、案の定つながらず。
それは仕方ないとして、この時期に誰もいないの?とちょっと思ってしまった。
しかも、ヤマケイの地図にはしっかり駐車場とトイレありと書いてある。にもかかわらず、トイレには鍵が掛けられ使えない。
管理上の問題は当然有ると思いますが、公営なのですから複数あるトイレのうち、一つくらいは鍵を開けておいていただきたいと思います。
また、持ち込みテント一張り1500円は高過ぎです。これでは連泊する人は多くなはいでしょう。(僕も3泊を考えていましたが2泊にしました)

加えて、次の日からの登山でもキャンプ場からの登山ルートが非常に分かり難い。
幸い管理人さん他の方々に聞けたからいいものの、たぶん初めての人には分かりません。帰り道はなおさら分からなかった。
地元の人には当たり前でも、地図を読めなければ他所者にはちんぷんかんです。これも善処していただきたい。

と辛口で評しましたが、基本的に気持ちよく過ごせるキャンプ場であることは間違いありません。
トイレも鍵の効果か、虫も少なく非常にキレイ。
管理人さんたちも親切でしたよ(^_-)
実際にテントを張ったサイトは今年新設したばかり、ということで芝生がふかふかで気持ちよかったです。

時折晴れ間が覗くものの、降ったり止んだりのぐずついた天気。

鹿児島から来られたという家族キャンパーのスイカ。いいなあ。

この日はゆったりと過ごしました。

4日目。
夜から星空が出ていたので、期待に胸を膨らませて朝を迎えました。

6時の出立に備えて4時に起床。よし!筋肉痛もなし!疲れもなし!晴れてるし!
さあ、昨日まではまだまだ前振りですよ〜これからが本番ですよ〜

朝食はインスタントそば。かき揚げ付き。(メーカーは忘れちゃったけど)ちょっと重量はあったけど、生麺が食べられるのは嬉しい。

キャンプ場のフリーサイトを西に向かいます。
朝日が迎えてくれました。

くたみ分かれ。1時間。 なんていう鳥だろう?鶏冠が赤い。 1時間登って、鍋割峠へ。
予定では、これより前で「南尾根ルート(展望ルート)」を行くつもりだったのですが、取り付きがわからず。 今回初めてトレッキングポールを使ってみました。
重登山靴は持ってこれなかったので補助にしようと目論見ました。ここまではなかなかよろしい。

峠を下ると佐渡窪へ。 この日も雨の翌日とあって、登山道に川が流れていました。迂回路あり。

白口岳。佐渡窪の終わりあたりから大きな石のガレ場が出てきました。
南尾根ルートを行けなかったので、大船山に行くためにヤマレコで見つけた記録を参考に、ガレ場ルートを行くことに。
これが悪夢の始まりとはつゆ知らず・・・

まずは少し戻って、佐渡窪の北側を回るルートを探します。
本ルートから入り口は当然分からないのですが、アタリをつけて薮に入って行きました。
しばらく行くと山際に古くなったテープが。
しめしめ、とテープを追っていきます。が、東の谷に突き当たったところで見失ってしまいました。
周りを見渡しても、ない。
この時はまだ序盤、体力も気力も十分でしたので、地図から直登しても距離は大したことないと、地図を頼りに登って行くことに。

しかしこれがまた、湿気が多く地面は落ち葉で覆われズルズル滑り、灌木の枝が荷物に引っかかり邪魔をします。
もちろん道はありませんから、けもの道を利用して進んでいきます。

いやー、久しぶりにサバイバル能力全開したなー!(笑)
今だから笑えますが、3時間の行程を6時間かかっています。コンパスと読図能力がないと絶対無理です。
写真を撮る余裕もない。何より水が心配だ。既に泥まみれ。
雲がまだ多いので気温はさほどではないのが、唯一の救い。

やばいぞ、やばいぞと思いながら、どこかで久々のこの状況を喜んでいる自分がいます(^_-)

1kmにも満たない距離を1時間半格闘して、ようやく人の痕跡を発見。これだけでも嬉しい。さほどルートからもずれていない証拠です。
先程まで大助かりだったトレッキングポールが、藪漕ぎでは邪魔者へ・・・(^^ゞ

途中、大岩に出くわした時にはしばし途方にくれました。
左に巻いてかわしましたが・・・

更に30分歩いたところで、テープを発見!!分かりますか?
た、助かった・・・
正午までに山頂に着かなければ、引き返すつもりでしたがナンとかなりそう・・・

ここからはルートもはっきりして、歩きやすかったです。 山頂が雲間から見えました。 今日の宿泊場所、坊ガツルです。 こんな可愛いガクアジサイがたくさん咲いていました。 ついに山頂が! 山頂直下の御池。これはいい景色。お勧めスポットです(^_-) お昼少し前に、なんとかとうちゃこ。
先に山頂に居られた別府からのお父さん(100名山中60座に登っておられるとか!)に撮っていただきました。ヘロヘロで笑い損ねてますな(^^ゞ 北大船山方面。
くじゅう連山。 坊ガツル方面。 ひゃっほー!

黒岳方面。 20分ほど休憩したのち、水が尽きたので坊ガツル目指して下ります。

陽水は傘がない、と歌ったけれど
やそいちには、水がない・・・

この尾根を登ってきました。

赤い矢印が実際に歩いたと思われるルート。とんでもねー、かったです。テント担いで歩くコースじゃあない。
黄色の矢印が鉾立峠より立中山(たっちゅうざん)から大船山へのルートです。(写真は翌日の白口岳より)
下る途中で、カメムシに似た甲虫を発見。なんていう名前だろう? 14時。よーやく坊ガツルまで降りてきました。
み、水・・・

プハッー!水が美味い!

この日は予報では南からの湿った空気が流れ込み午後は大気が不安定、ということだったので最悪雷雨を覚悟していたので14時着は上出来。
しかも、晴れてきたし!わお! 先程までのサバイバルは何処へやら。極楽です〜
気温は24℃。日差しは強いものの、風があって気持ちいい〜

今回はハイカットのシューズではなく、自転車兼用としてアプローチシューズを使用しました。
使用したのは「モンベル クラッグステッパー」。
ゴアテックス採用で、固めのソールが頼もしい奴です。自転車もバッチリ。
サイズは普通は26.5のところを27.5で。多少余裕はありますが「モンベル ウィックロントレッキングソックス」との組み合わせはちょうど良かったです。
割と幅広の造りですが、靴ひもの調整の幅が広く、緩めにもキツ目にも自在に調整できるのがグッド。

 

高原の我が家。 テントから寝っ転がっての風景。イヤー、贅沢だなあ。 次第に日が落ちてきました。 月が! 三俣蓮華岳。
大きな月と満天の星。きつかったけど、来て良かったなあ。
憧れの坊ガツルテント泊。
ああ、幸せ(^_-)
おやすみなさい・・・

本日の歩行距離 約8km

 

チビート・トラバース2015 in 九州中央山地&九重連山 2日目

ツアー二日目。
今日も100km越え。しかも、朝一から標高1000m越えの飯干峠の核心部を始め、祖母山の麓五ヶ所高原への崩野(くえの)峠を午前中に越えてしまわなければいけません。
そしてそこからも、アップダウンをくり返し、標高800m越えの崩野峠から再び800m越えの久住沢水(そうみ)キャンプ場を目指します。


昨日の疲れはほぼ取れてる、かな。ぐっすり眠れました。筋肉痛もなし。
天候も曇ってはいるものの、雨は無し。
しかし、昨日味方だった風は、台風の吹き返しで微妙な向かい風に。

昨日の味方は今日の敵。

さあ、30年越しのリベンジだ!まずは快調にペダルを漕いでいきます。

走り出して1時間。7:00 休憩地点からの眺め。
赤い矢印のところにカーブミラーがあります。もちろん、これからの通過点。
青い矢印のところ後ほど出てくる展望台が。もちろん、これも通過点。

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10分ほど登って、先程写真を撮った場所を上から。chibiito_travers15_07_26~08_0218

更に10分登ると、展望台がありました。多分、昔はなかったかな?この辺りはヘロヘロで押して登ってたはず。
展望台から、夕べ泊まった飯干集落が見えるかな?と思いましたが、まったく見えず(笑)chibiito_travers15_07_26~08_0222

最初の写真を撮った場所から少し行った辺りが見えました。chibiito_travers15_07_26~08_0223 chibiito_travers15_07_26~08_0224

更に20分ほど進んで、ようやく峠にとうちゃこ。
いやあ、飯干峠コンプリート!!
標高1,037m。

これで思い残すことはない・・・ことはない!
今日はまだまだ始まったばかり。
真夏とはいえ、さすがに峠は寒かった・・・chibiito_travers15_07_26~08_0225 chibiito_travers15_07_26~08_0226 chibiito_travers15_07_26~08_0227

思えば、高校生の頃は知識も経験も浅く、己を知らなかったわけです。おそらく、体力的には昔も登れたはず。
しかし、その時に持っていたのは50万分の1のロードマップ(しかも九州の)のみ。それでは地形は分からず、まあ、いまなら川や道路の蛇行の状況からある程度の予測はつきますが、その頃はそんな知識もなく。見通しが甘かったわけです。だからペース配分が上手くできなかった。
もちろん、今回は二日間に分けてあるわけですが、前回との荷物の重量差はおよそ3倍。しかも、前日に130km近くを走り、連続して100km越えの行程です。

さて、これを五ヶ瀬の町まで下っていきます。
路面は諸塚側の方が良好。五ヶ瀬側は結構荒れています。
これまでは耳川水系でしたが、いよいよ五ヶ瀬川水系に入っていきます。
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五ヶ瀬の町のすぐ手前。30年前と変わらない風景。
あの時はここまで下ってきて、やっとほっとしたことを覚えています。
左に見えるのは、現在は稼働していない雲海酒造本社工場。
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じつは昨日、出発してから30分のところでお金を財布に入れてくるのを忘れたことに気づきました。入れなきゃ、と思ってたんですけどね・・・
しかし、日曜日だしどうしようもなく、まあ、五ヶ瀬まで行けば銀行で下ろせるだろう、考えていました。
が、なんと開行前に到着。
掃除をしていた行員のお姉さんにやんわりお願いしてみましたが「9時からなんです」とニッコリお返事いただきました。
20分待たなきゃいけない、というのはこれからの行程を考えると厳しい。とりあえず河内まで行ってみることに。

五ヶ瀬から大分県に入ってしばらくは県道8号線を行きます。
五ヶ瀬の町から出てすぐ、激坂が〜!
なんとか登りきり、桑野内地区を緩やかなアップダウンで進んでいきます。
しかし、五ヶ瀬川に一旦下って登り返す道はハンパなくきつい!
しかも「工事による時間規制」の看板が!な、なんとあと10分しかない!これにハマると2時間の足止め?!?!?それだけは避けなければ!!

と一人焦って踏ん張って登ったのですが、工事、どこでやってたんだろ?

この道は車で走ったこともあり、ここは自転車厳しいなー、というのがその時の印象でしたが、その通り。まだまだボケてないな。

とにかく、10時半過ぎに河内到着。
郵便局で無事お金を下ろしました。
Aコープでパンとおにぎりを買って、小腹を満たします。本当はここで昼食もしっかり買っておくべきでしたが、既にこの時点で結構な疲労もあり、崩野峠に余計に重いものを運びたくない、という考えから買わなかったのが、あとあと響いていくることに。

今回は、行動食として田中陽希さんも愛用の柿ピーを、ゲータレードのペットボトル(飲み口が広く固形物を入れやすく食べやすい)に入れて持参しました。
あとは、ドライフルーツ入りのグラノーラ。こちらはカロリーは大したことないですが、味がいいのとドライフルーツ目当て。

少し長めに休憩をとり、出発。
しかし、すぐ急登が始まり、かなりの傾斜が待ち受けていました。
正直、疲れた体でこの荷物ではきつい。
距離も標高も飯干峠には及びませんが、なんのなんの。
歩いて下ったことはあるけど、その時は自転車でもなんとかなりそう、と思ったんだけどなあ。

結局、峠の手前500m辺りから押しに入りました。
時間をかければ登れなくはない、とは思ったものの、先もあることで押したほうが早い、という判断でした。

このリベンジは30年後だ。

ようやく峠のトンネルに。
余裕があれば、旧道を行きたかったのですが・・・

県道8号及び崩野峠は写真を撮る余裕がなかったので、他の方の記事をご参考ください。
http://keichan.sakura.ne.jp/t298_kuzureno/touge_0298-1.html
http://blog.goo.ne.jp/guriko54/e/b6170896a6b1adcc2a50687099f18930
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五ヶ所高原は涼しかった。何度来てもいいところ。
ちょどお昼のサイレンを聞く。しかし、まだ後約60kmある・・・
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途中、変な折れ方の杉林が。どーしたらこーなる?!?!?chibiito_travers15_07_26~08_0232

ここからは県道8号を竹田市まで下ってR442を北上するのが、まあ普通のルートなんですが、今回は最短距離?を選択。
これまた大きな間違いに(笑)

こういった田舎道は一本の支線を間違いやすく、事前に細かい地図を拾って持参していました。
にも関わらず、間違っちゃった。
熊本県から大分県に入ってすぐ、左に入る道を一本早く曲がってしまい、しかもその先がまたまた激坂が待っていた、という。
途中で伐採作業中のお兄さんに、走りながらですが「この道まっすぐ行けば荻ですかー?」って聞いたら「ですよー」って答えだったので、信じたのに・・・違うじゃん。

結局、苦労して登った坂を下ってまた登りなおし。本来のルート、県道695に戻りました。

その途中にあった、小さな滝。
ここからまたまた激坂があり、とうとう押して登るハメに。
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荻の町の手前で小休止。
ガソリンスタンドで水を頂く。メガネの可愛い人妻から、「社長には内緒♡」と、栄養ドリンクを差し入れていただきました。うれし〜

人妻といけない秘密を共有してしまいました・・・

この辺りはアップダウンもさほどではない、気持ちいい高原ロード。
祖母〜傾山系。あの山の向こうからやってきました。14:20
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反対側をみると、これから向かうくじゅう連山が。
俗にまみれた眼には、豊満な女性が横たわっているように見えます・・・chibiito_travers15_07_26~08_0235さて、実はこの日の写真はここまで(笑)
この後は明るいうちに着かねば!と必死でした。

菅生の道の駅に立ち寄り、そういえば昼飯まだだった、と思いだし、柿ピーと先程頂いた栄養ドリンクを。
ここで高岡町商工会青年部長Hくんより電話あり。この電話までは、まだ少しは余裕があったんだけどなあ・・・

この後はルートラボを見ていただくとわかりますが、「川床」という地名が示すように、結構なアップダウンを乗り越え(想像はしていましたが、想定以上に体力を消耗していた)、またまた田舎道を迷走し、当初考えていたルートを諦め結局R422で久住の町へ。
ここで4日分の買い出しを済ませ、沢水キャンプ場へ。

キャンプ場まではずっと登りなのですが、元気であれば全然行ける道でも、この日はさすがに無理。
残り1kmを押していくことに。如何にもこうにも足が動かない。

このリベンジは・・・・

続く。

18時半ようやく到着。
この日の走行距離 107.1km
(トータルの)平均速度 14.0km/h(前日からだいぶ落ちているのがわかります。距離は前日の方がありますが、この日も負けず劣らずきつかった・・・)