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チビート・トラバース2015 IN 九州中央山地&九重連山 7日目〜最終日

8月1日。この日も霧の朝でした。

前日のKすけさんからの情報では、馬美原から西米良まで車で2時間はかかるよ、と言うことでしたので自転車なら6時間かな、とあたりをつける。地図では60kmくらいかなあ?
ちなみに平地では自動車の2倍の時間が目安です。
花火大会ということで、キャンプ場も空いているのか心配、交通規制もあるし早めに着きたいところ。遅くとも15時までには着きたい。

ということで6時出立に。4時起床。
体調は良いようです。筋肉痛もなし。が、疲労は確実に溜まっているので、ちょっとした登りでも体が重くなるはず。
これから最初の関門は、椎葉に抜ける国見トンネル。
昨年通った国見峠に比べれば全然楽勝なはず、なんですが今はちょっと確信が持てない。
椎葉までにどれだけ体力を温存できるか、が鍵です。

なんて大げさに書いていますが、マジでこの時は必死でした(笑)
とにかく、今日さえ乗り切れば自力で帰れる、と。

6時過ぎに出立。R265を一路椎葉を目指します。 五ヶ瀬町鞍岡本屋敷にて休憩。 そこからしばらく行くと、1年前に峠から下って来た道が。7:30 ここからは長いトンネルです。時間が早かったのが幸いして、車も少なく通り抜けました。 トンネルを抜けたら、椎葉の中心部までは下りです。 風土野峠への道。去年この道から椎葉の町へ入りました。8:45「椎葉山の語り部」到着。中瀬さんのお母さんに1年ぶりにご挨拶。 美味しいお蕎麦をいただきました。「お腹スクでしょ〜」と、トーストもいただきました。 このトーストに蜂蜜を塗っていただいたのですが、これがまた旨い!!椎葉の蜂蜜、只者ではない!ごっつあんでした(^_-)ありがとうございました。ここまで、とても順調。思ったより余力も残っていますし、時間も早い。だいぶ気持ち的に楽になりました。 45分ほどお話しさせていただき、出発。

椎葉ダムを下から望む。このアングルは初めてだなあ。

さてここからが最後の山場。 当初の予定ではR265を進み、飯干峠(1,050m)を越えるつもりでしたが長雨で崩落通行止め。 Kすけさんの勧めにより、生活道路として使われている村道大河内桑の木原線を行くことに。 Kすけさん曰く「あれを自転車はどうかなー」 と言われても、他に道がないんです(笑)ダムを過ぎてしばらく行くと、R265から分かれて山へと入っていきます。

この道はもちろん初めて。地図ではR265に比べ距離は短いとは言え、それだけに山越えも厳しいだろう、とは覚悟していました。
が、自転車乗りの間では椎葉の山越えは有名ですが(1400m越えの椎矢峠始め、風土野峠、国見峠、飯干峠)この道は聞いたことがない。

いったい、どんなだ?

と不安を抱きつつも、結構登ってきました。10:30
下に見えるのは椎葉の町ではありませんよ。椎葉の町は右手の奥の尾根の向こう側です。

九十九折りの急登を登ると、「春の平」というバス停が。
地名から峠も近いのか、と思いますがまだ3分の1ほどです。

そこから15分ほど進むと、水場がありました。う、嬉しい!
既に汗だくの体に、頭から水を浴びます。美味い・・・

しばし、ヴァーチャル峠越えをお楽しみください。

11:25、ようやく峠にとうちゃこ。がんばりました〜!
峠には「山どり尾峠」の道標が。聞いたことない・・・
ルートラボによると標高は1,082m。飯干峠より高い。
「健脚向けコース」として有名な風土野峠よりきつかったです。

しかし、よく登ったなあ。自分を褒めてやりたい(笑)
必死だったからでしょう。

峠からは西米良村村所まで豪快な下りです。
下る、というより落ちる(笑)
椎葉から峠まで2時間。峠から西米良村村所まで1時間10分。
下りも思いの外時間がかかったのは、この日は午前中から気温が高く、谷を登る上昇気流が激しかった(ようするに向かい風)からです。
これはひと降り来るなー、と思っていたら案の定花火直前に小一時間ほどの雷雨がありました。

飯干峠、湯前への別れに出てきました。

12時半、“米良のオヤジさん”Kすけさん宅に到着。
おむすびをご馳走になりました。身に沁みる美味しさ(^_-)
西米良名物ほおずきをお土産にいただきました。今年はとても立派にできたと言われてましたよ!

この日は花火大会。御神輿も。

Kすけさんのところには、息子さんたちやお友達やら、たくさんのお客様が。「もー、どこまで親戚やら友達やら、分からん」とKすけさん自身が言われていました(笑)お人柄でしょう。
僕もそんなKすけさんにいつも甘えさせていただいています。

ところでテントを張るところを探したのですが、多いときは2万人位来る、というこの日。キャンプ場もいっぱいで、作業場でよければ、というKすけさんのお言葉に甘えて宿も提供いただきました。ありがとうございました。

花火は19時から、ということで「かりこボーズの湯」に。この温泉、好きなんですよね〜ちょっとぬるめで。
お湯に浸かって出ようとすると、何と見知った顔が。杉原木三君です。
なんでも、9月から行われる地元密着型アートプロジェクトのため、空き家を掃除に来た、とのこと。びっくり。
彼とは4日のイベントでも一緒になります。

お風呂を出ると、予想していた土砂降りに。
玄関先で雨宿りしていると、またまた見知った顔の人たちが。
綾のシルバー人材センターの方々でした。やはり花火を見に来たのだとか。いやはや、宮崎狭いですなー

米良的風景。町の真ん中で子供達が川遊び、その横で釣り人が。

ここが花火会場。対岸の道路から打ち上げられます。って、近くね?

だんだんとひとが集まってきました。

この「やまびこ花火」、噂は聞いていましたが、凄い!
何が凄いって、近すぎます!(笑)
花火は小振りなのですが、本当に「目の前」で迫力、音共に凄い!
谷間に音が響き渡ります。なんと、音だけの花火もあり!

昼間はメチャクチャ暑かったのですが、夕立のおかげで夜は涼しく過ごせました。

本日の走行距離 85.6km
(トータルの)平均速度 14.7km/h

8月2日。最終日です。

ここまで実に400km超を走ってきてくれた、相棒。
パンクはもちろんメカトラブルもなく、質実剛健な頼もしい奴。
ちなみに、新品でおろしたブレーキシューは半分がちびってしまいました。

お尻のお供。Selle Anatomica Titanico
2代目です。初代はノーマル仕様でしたが、これはXという品番。
重量級の人向けに、皮が厚く作ってあります。
僕はそこまで重くはありませんが、耐久性を考慮して選びました。ノーマルよりはやや固めかな?という印象ですが、相性はバッチリです。

シューズも洗ってやらなくちゃ。
綺麗なほうずきです。

朝食をご馳走になり、8時出立。
今日はほぼ下り。もうすぐ、旅の終わりです。

西都市では早くも稲刈りが始まっていました。

11:35無事帰還。ひとりフィナーレ。おっし。今回も、いろんな人に応援していただき、お世話になり、ありがとうございました。
宿題も幾つか残りましたが、今はやり終えてホッとしていると同時に次はどこに行こうか、と画策中(^_-)
冒険は、自分でいくらでも創り出せますから。

今回の教訓。

それにしても、
田中陽希は、スゴイ。

マジでスゴイっすよね〜ヨーキさん
毎日テント担いで走る、なんて尋常じゃあ、ありまっせん。
200名山踏破、頑張ってください(^_-)

本日の走行距離 64.6km
総走行距離 470.29km
登山での歩行距離 15.7km
平均速度は最終日がずば抜けて早かったため、メーターが測定不能。

チビート・トラバース2015 IN 九州中央山地&九重連山 6日目

7月31日。

昨夜は濃い霧が発生。にもかかわらず、満月のパワーはすごく、薄明るい夜でした。
体は疲れているのに、なんだか寝付けない夜。風も強くなってきた。

日が昇るにつれ霧も晴れ、夏空へ。
夕食をろくに食べなかったので、朝からガッツリカレーです。お米の残量も気にしなくて済むし。

この日もふかふか芝生のベッド。
そういえば、今回ふかふか芝生ばっかりだったなあ。ラッキー(^_-)

さすがに昨日までの疲れが取りきれず、この日の予定は旧蘇陽町までで距離もさほどないため、10時出立を決定。
坊ガツルから露に濡れて重くなったテントも乾かしておきたい。

阿蘇的風景。県道40号を波野村の道の駅を目指します。 そこから広域林道を経て県道214へ。 このルートはなかなか気持ちよかったです。体力が残ってればなあ(笑)

こういったチャレンジの場合、他のスポーツと違って限界まで追い込むことは厳禁です。 必ず余力を残すこと。 それが無事に生きて帰る秘訣です。ま、サイクリングはそこまで深刻ではないですが、そろそろ僕の足は限界に近づいています。 高森に抜けるR265に合流し、根子岳を右手に走っていきます。高森に入ってR265がR325とぶつかる交差点の側に、「だいこんや」さんがありました。
ちょうどお昼。

久しぶりの手料理は、マジで生き返った感がハンパない

だいこんや定食に高菜ご飯、白ご飯はおかわり自由だったので、しっかり2杯目もいただきました。 素朴な田舎料理が身に沁みる・・・この後、高森のローソンに立ち寄る。 ちなみに8日間の旅で、このローソンが見かけた唯一のコンビニでした(^_-)

当初は高森峠ではなく、中山峠を越えて井無田高原キャンプ場の予定だったのですが、今の状況では中山峠とその後のアップダウンは厳しいと判断。

それにしても、最初は九州最長のダート林道内大臣林道〜椎矢峠(1460m)〜椎葉林道も予定していたんだけど、無理だよなあ(笑)休養日が必要。

スーパーで買い出しも済ませ、高森峠越えへ。
高森峠は4度目ですので様子は分かっているのですが、通常なら楽勝のところも、今は自信がない。登れても体力を残せるのか。
特にこの道で嫌なのは、トンネルが続き、峠には長いやつが控えていること。
ここ10年くらいに新しく作られたトンネルは、自転車や歩行者にも配慮された作りになっていますが、それ以前のものは自動車さえ走れればいい、といったもので、重い装備で登りをゆっくり走るには長距離トラックやバス、暴走運転車などに神経をすり減らします。

お互い、神経を使うでしょうが、クラクションは鳴らすな
文句があるなら、国土交通省に言ってくれ

峠も無事に越え、この先は基本的に蘇陽町馬美原まで下っていくだけです。

椎葉の山々が見えてきました。
明日はいよいよ最後の山越え。この写真の山並みの向こうへ行きます。

R265と県道141が交わる交差点に出ると、「井無田高原」の道標が。
ここでまたムラムラと色気が。
井無田高原つるばみキャンプ場は、旅に出る前から何気に良さげで泊まってみたい!と思っていたのです。
今なら、ちょっと寄り道もできるのでは?という考えも浮かんできましたが、いやいや明日の山越えを無事乗り越えるまでは安心できない、と誘惑を振り切って進むことに。

このキャンプ場、いつか泊まってみたいなあ。

“泊まれる道の駅”「そよ風パーク」に立ち寄り、キャンプ場情報を収集。馬美原にある服掛松キャンプ場を目指します。

16時着。
最後の洗濯をし、ゆっくりと。
子供達のキャンプは、ピザ窯での調理で楽しそう(^_-)

このキャンプ場も気持ちよく過ごせました。お薦め。
受付周辺ではwi-fiのフリースポットも利用できます。

いよいよ明日はこの旅最後の、文字通りの“山場”。
“西米良のオヤジさん”Kすけさんに電話を掛け、よろしくお願いしました。
奇しくも8月1日は「やまびこ花火」で有名な西米良の花火大会。それを楽しみに頑張りますか。

早朝の出立に備えて、早々と床に着きました。

本日の走行距離 54.5km
(トータルの)平均速度 14.4km/h(少しずつ上がってきています)

チビート・トラバース2015 IN 九州中央山地&九重連山 5日目

7月30日。5時。
本当に清々しい、朝。

朝食は「マルタイラーメン」。
棒状ラーメンは携帯性が良く、「塩分20%カットスープ」は味噌汁代わりに飲めちゃいます。ここに餅を投入するのがいいのですが、忘れちゃった。

今回、行動食の軽量化を図ったのですが、ちょっとカロリー不足気味。疲れが回復はするものの、溜まりやすい感じです。
この日の朝も調子は良かったのですが、この後大した距離を移動していないに関わらず、疲労を感じてしまいました。

朝日を受ける三俣蓮華岳。

7時にテン場を出立。法華院山荘です。
昨年のゴールデンウィークに、平治岳に登りここに泊まりました
山小屋に泊まるのが初めてて(笑)(素泊まりはありますが)、あまりの贅沢さにびっくり。
その時に坊ガツルに泊まるのが憧れに。

ちょっとした贅沢。200円也。

山荘を出てすぐ、白口岳登山口がありますが、閉鎖されていました。

今回、当初の計画では2日目は中岳を始めくじゅうの主なピークを縦走し、瀬の本へ降り沢水キャンプ場まで帰る、というものでした。
しかし、瀬の本からは10kmの舗装路を歩かなければいけません。
これまでの疲労を考え、旅はまだ途中、無理はできないと判断。

つか、ムリぽ。

北千里を上がって、稲星山と白口岳の間から沢水キャンプ場に直下するルートを考えていました。
ところがこの下るルート、ヤマケイ地図では2014年7月の豪雨で崩壊の恐れあり、とあります。
加えて、坊ガツルで一緒になった方から登るのは登れるけど、かなりキツイし危険、とも聞いていました。
法華院山荘で情報を求めると、やはり重装備での下りは止めたほうがいいとのこと。

ということで、最短のコース、鉾立峠から下ることにしました。
となると、かなりの余裕の、のんびりハイキングに。
こりゃ、幼稚園の遠足だなあ〜、と思っていました。この時までは。

8:30鉾立峠が見えてきました。

峠から法華院山荘、三俣蓮華岳を望む。

くじゅう屈指の急登と言われる、白口岳への道。

なんせ、まだ8時半ですからねー
ここで余計な色気が。
ここに荷物をデポして行けば、白口岳に登れなくね?
こんなピーカンの天気で、上まで行かないなんて。いや、行くべきだろう。

ということで、急遽白口岳に登ることにしました。

鉾立峠、大船山を望む。
噂に違わぬ、急登です。

荷物がないって、こんなに身軽なんだ!

コースタイム1時間20分のところを、40分でとうちゃこ。9:20

山頂に居た、福岡から来られたというお嬢さん二人組と写真をお互い撮り合いしてもらいました。
お二人はなぜか「17」の人文字でポーズを取っていましたが、あれは何だったんだろう?(笑)

「宮崎の方ですか?」「え?なんで分かっとですか?」
なんとお一人は宮崎市内の出身でした。(当てたのは福岡出身のもう一人の方で、お友達とアクセントが似てたから、だそう)

「チビート・トラバース」の話をしたら、予想以上に受けていただきました(^_-)
ブログにアップしますか?、します!します!ということで、お名前を聞き忘れましたが、よかったらコメント下さい(^_-)お待ちしてます。

遠くに由布岳も見えました。

こちらは祖母傾山系。この山の向こうの向こうから、やってきました。

九州本土最高地点、中岳。

稲星山。写っているのは、一足遅れて到着した、福岡からのNさん。
Nさんとはこの後沢水キャンプ場近くまでご一緒します。

祖母山。

マジで、最高の眺めだ!

 

30分ほど山頂に。さて、下りますか。
山頂直下の岩場。
写真では伝わりにくいですが、僕でも一瞬腰がひけるくらいの傾斜です。

昨日、悪戦苦闘したルートがはっきり分かります。

この後、後から降りてこられたNさんと鉾立峠で合流。
何でも、車中泊しながら既に2週間!くじゅうを廻られているとか。佐渡窪に降りる道は、2年前とだいぶ変わっている、水害の影響が甚大だったようだ、と言われていました。
そう言われてよく見てみると、確かに道標の8割が大きな石に埋まっていました。

くじゅうは、メインのルートを外れると決して登りやすい道ではありません。
火山特有の雨が降るとぬかるんで歩きにくい土に、大きな溶岩がゴロゴロしており、また傾斜も急です。
今回感じたのは、あちこちに案内板やマークがしてあるのですが、肝心なところ、ここにあって欲しいというところに限ってない、ということでした。
水害の影響がいまだ解消されていない、のでしょうか。

途中、Nさんに当初登る予定だった南尾根ルートの取り付きを教えていただきました。次回の宿題ですな。

Nさんにペースメーカーになっていただき、おそらく一人の時よりも20分は早く降りてきました。
13時キャンプ場着。

早く降りてきたのは、少しでも荷物を軽くしたかったため、最寄りの久住の町から登山道具を自宅に送り返したかったことと、5日ぶりのお風呂に入りたかったから。
沢水キャンプ場では、宿泊すると国民宿舎久住高原荘の温泉の割引券をもらえます。これを使わない手はない!

ということで、再び自転車旅の準備を済ませ、車上の人となったのでした。

くじゅうの山々。久住高原荘の温泉は、時間帯もあり貸切状態。あ〜〜〜脱力
体重計に乗ってみると、2kg減!
5月の健康診断で、大学時代に戻ったと喜んでいたのですが、これでは高校時代だよ!
さすがにこれは、急激に減り過ぎです。カロリー不足と、ハードワークが過ぎているのでしょう。

そろそろ、まともなメシが食べたい!
基本、自宅から持ってきたお米5合、ご飯を炊いてパックレトルトパウチ。行動中は柿ピー。
今日は、外食したいなあ。

3泊の沢水キャンプ場の予定を2泊にし、行けるところまで進んでおこうと、この日は産山村を目指すことにしました。
久住の町で買い出し&荷物の発送を済ませ、いざ。

腹減った。

産山村までは距離は大したことはないのですが、アップダウンを繰り返し、既に疲労が溜まった体にはボディブローのごとく効いてきます。
加えて、役場付近まで行けばテント貼る場所もなんとかなるだろう、という目論見も甘く、何処か食事できるところはないかという問いに、車で20分行ったところなら、という返事が・・・

おーまいがっ

既に18時。
途方にくれて、とっくに受付時間の過ぎている役場の方に尋ねてみました。とにかく、トイレと水さえあればどこでもいいんです!!と。
すると、「ファームビレッジ産山」というところがあるから、そこに聞いてみましょう、と応対していただきました。
既に管理人さんも帰宅されているようで、いろんな方面に尋ねていただきました。
結果、本来コテージ&オートキャンプ場なのですが、ディキャンプ料金でいいですよ、と。
時間外に関わらず、親切に応対していただいた役場企画振興課の若くてイケメンな井野智徳さん、ありがとうございました。

役場からの最後の登りを越えて、ようやくこの日の宿に到着。
久住の町を出たのが16時。16〜7kmの距離を3時間近くかかってしまいました。
既に日は落ち、ヘッドランプを点けてのテント設営となりました。

昨日の坊ガツルでも大きな月でしたが、この日は満月。
食事する気力もなく、寝てしまったのでした・・・

本日の歩行距離 約7.5km
本日の走行距離 30.2km
(トータルの)平均速度 14.2km/h

チビート・トラバース2015 in 九州中央山地&九重連山 3、4日目

3日目、7月28日。

さすがに疲れが取れず、太腿にも筋肉痛が。加えて天候も悪し。山は厚く黒い雲で覆われていました。
というわけで、ここで予備日を消化することに。(沈する、と言います)

そりゃ、3日の予定を2日で来たんだからなあ・・・(結果的に、この読みは良かったと思います)

昨日遅くに着いた時には誰もおられなかったのですが、朝早くから机や椅子を並べている気配が。
管理人さんに挨拶すると、今日から2泊3日で地元の子供たちがキャンプだとか。
水は使えたものの、トイレに鍵がかけられ電気も使えなかったので、助かりました。

しかし、この沢水キャンプ場
ロケーションも見晴らしも良く、周りに何本も小川が流れとても気持ちいいのですが、「前日の17時までに予約がなければ、管理人不在」ということで、地図を頼りに来た旅人は途方に暮れてしまいました。着いた時に一応電話したのですが、案の定つながらず。
それは仕方ないとして、この時期に誰もいないの?とちょっと思ってしまった。
しかも、ヤマケイの地図にはしっかり駐車場とトイレありと書いてある。にもかかわらず、トイレには鍵が掛けられ使えない。
管理上の問題は当然有ると思いますが、公営なのですから複数あるトイレのうち、一つくらいは鍵を開けておいていただきたいと思います。
また、持ち込みテント一張り1500円は高過ぎです。これでは連泊する人は多くなはいでしょう。(僕も3泊を考えていましたが2泊にしました)

加えて、次の日からの登山でもキャンプ場からの登山ルートが非常に分かり難い。
幸い管理人さん他の方々に聞けたからいいものの、たぶん初めての人には分かりません。帰り道はなおさら分からなかった。
地元の人には当たり前でも、地図を読めなければ他所者にはちんぷんかんです。これも善処していただきたい。

と辛口で評しましたが、基本的に気持ちよく過ごせるキャンプ場であることは間違いありません。
トイレも鍵の効果か、虫も少なく非常にキレイ。
管理人さんたちも親切でしたよ(^_-)
実際にテントを張ったサイトは今年新設したばかり、ということで芝生がふかふかで気持ちよかったです。

時折晴れ間が覗くものの、降ったり止んだりのぐずついた天気。

鹿児島から来られたという家族キャンパーのスイカ。いいなあ。

この日はゆったりと過ごしました。

4日目。
夜から星空が出ていたので、期待に胸を膨らませて朝を迎えました。

6時の出立に備えて4時に起床。よし!筋肉痛もなし!疲れもなし!晴れてるし!
さあ、昨日まではまだまだ前振りですよ〜これからが本番ですよ〜

朝食はインスタントそば。かき揚げ付き。(メーカーは忘れちゃったけど)ちょっと重量はあったけど、生麺が食べられるのは嬉しい。

キャンプ場のフリーサイトを西に向かいます。
朝日が迎えてくれました。

くたみ分かれ。1時間。 なんていう鳥だろう?鶏冠が赤い。 1時間登って、鍋割峠へ。
予定では、これより前で「南尾根ルート(展望ルート)」を行くつもりだったのですが、取り付きがわからず。 今回初めてトレッキングポールを使ってみました。
重登山靴は持ってこれなかったので補助にしようと目論見ました。ここまではなかなかよろしい。

峠を下ると佐渡窪へ。 この日も雨の翌日とあって、登山道に川が流れていました。迂回路あり。

白口岳。佐渡窪の終わりあたりから大きな石のガレ場が出てきました。
南尾根ルートを行けなかったので、大船山に行くためにヤマレコで見つけた記録を参考に、ガレ場ルートを行くことに。
これが悪夢の始まりとはつゆ知らず・・・

まずは少し戻って、佐渡窪の北側を回るルートを探します。
本ルートから入り口は当然分からないのですが、アタリをつけて薮に入って行きました。
しばらく行くと山際に古くなったテープが。
しめしめ、とテープを追っていきます。が、東の谷に突き当たったところで見失ってしまいました。
周りを見渡しても、ない。
この時はまだ序盤、体力も気力も十分でしたので、地図から直登しても距離は大したことないと、地図を頼りに登って行くことに。

しかしこれがまた、湿気が多く地面は落ち葉で覆われズルズル滑り、灌木の枝が荷物に引っかかり邪魔をします。
もちろん道はありませんから、けもの道を利用して進んでいきます。

いやー、久しぶりにサバイバル能力全開したなー!(笑)
今だから笑えますが、3時間の行程を6時間かかっています。コンパスと読図能力がないと絶対無理です。
写真を撮る余裕もない。何より水が心配だ。既に泥まみれ。
雲がまだ多いので気温はさほどではないのが、唯一の救い。

やばいぞ、やばいぞと思いながら、どこかで久々のこの状況を喜んでいる自分がいます(^_-)

1kmにも満たない距離を1時間半格闘して、ようやく人の痕跡を発見。これだけでも嬉しい。さほどルートからもずれていない証拠です。
先程まで大助かりだったトレッキングポールが、藪漕ぎでは邪魔者へ・・・(^^ゞ

途中、大岩に出くわした時にはしばし途方にくれました。
左に巻いてかわしましたが・・・

更に30分歩いたところで、テープを発見!!分かりますか?
た、助かった・・・
正午までに山頂に着かなければ、引き返すつもりでしたがナンとかなりそう・・・

ここからはルートもはっきりして、歩きやすかったです。 山頂が雲間から見えました。 今日の宿泊場所、坊ガツルです。 こんな可愛いガクアジサイがたくさん咲いていました。 ついに山頂が! 山頂直下の御池。これはいい景色。お勧めスポットです(^_-) お昼少し前に、なんとかとうちゃこ。
先に山頂に居られた別府からのお父さん(100名山中60座に登っておられるとか!)に撮っていただきました。ヘロヘロで笑い損ねてますな(^^ゞ 北大船山方面。
くじゅう連山。 坊ガツル方面。 ひゃっほー!

黒岳方面。 20分ほど休憩したのち、水が尽きたので坊ガツル目指して下ります。

陽水は傘がない、と歌ったけれど
やそいちには、水がない・・・

この尾根を登ってきました。

赤い矢印が実際に歩いたと思われるルート。とんでもねー、かったです。テント担いで歩くコースじゃあない。
黄色の矢印が鉾立峠より立中山(たっちゅうざん)から大船山へのルートです。(写真は翌日の白口岳より)
下る途中で、カメムシに似た甲虫を発見。なんていう名前だろう? 14時。よーやく坊ガツルまで降りてきました。
み、水・・・

プハッー!水が美味い!

この日は予報では南からの湿った空気が流れ込み午後は大気が不安定、ということだったので最悪雷雨を覚悟していたので14時着は上出来。
しかも、晴れてきたし!わお! 先程までのサバイバルは何処へやら。極楽です〜
気温は24℃。日差しは強いものの、風があって気持ちいい〜

今回はハイカットのシューズではなく、自転車兼用としてアプローチシューズを使用しました。
使用したのは「モンベル クラッグステッパー」。
ゴアテックス採用で、固めのソールが頼もしい奴です。自転車もバッチリ。
サイズは普通は26.5のところを27.5で。多少余裕はありますが「モンベル ウィックロントレッキングソックス」との組み合わせはちょうど良かったです。
割と幅広の造りですが、靴ひもの調整の幅が広く、緩めにもキツ目にも自在に調整できるのがグッド。

 

高原の我が家。 テントから寝っ転がっての風景。イヤー、贅沢だなあ。 次第に日が落ちてきました。 月が! 三俣蓮華岳。
大きな月と満天の星。きつかったけど、来て良かったなあ。
憧れの坊ガツルテント泊。
ああ、幸せ(^_-)
おやすみなさい・・・

本日の歩行距離 約8km

 

チビート・トラバース2015 in 九州中央山地&九重連山 2日目

ツアー二日目。
今日も100km越え。しかも、朝一から標高1000m越えの飯干峠の核心部を始め、祖母山の麓五ヶ所高原への崩野(くえの)峠を午前中に越えてしまわなければいけません。
そしてそこからも、アップダウンをくり返し、標高800m越えの崩野峠から再び800m越えの久住沢水(そうみ)キャンプ場を目指します。


昨日の疲れはほぼ取れてる、かな。ぐっすり眠れました。筋肉痛もなし。
天候も曇ってはいるものの、雨は無し。
しかし、昨日味方だった風は、台風の吹き返しで微妙な向かい風に。

昨日の味方は今日の敵。

さあ、30年越しのリベンジだ!まずは快調にペダルを漕いでいきます。

走り出して1時間。7:00 休憩地点からの眺め。
赤い矢印のところにカーブミラーがあります。もちろん、これからの通過点。
青い矢印のところ後ほど出てくる展望台が。もちろん、これも通過点。

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10分ほど登って、先程写真を撮った場所を上から。chibiito_travers15_07_26~08_0218

更に10分登ると、展望台がありました。多分、昔はなかったかな?この辺りはヘロヘロで押して登ってたはず。
展望台から、夕べ泊まった飯干集落が見えるかな?と思いましたが、まったく見えず(笑)chibiito_travers15_07_26~08_0222

最初の写真を撮った場所から少し行った辺りが見えました。chibiito_travers15_07_26~08_0223 chibiito_travers15_07_26~08_0224

更に20分ほど進んで、ようやく峠にとうちゃこ。
いやあ、飯干峠コンプリート!!
標高1,037m。

これで思い残すことはない・・・ことはない!
今日はまだまだ始まったばかり。
真夏とはいえ、さすがに峠は寒かった・・・chibiito_travers15_07_26~08_0225 chibiito_travers15_07_26~08_0226 chibiito_travers15_07_26~08_0227

思えば、高校生の頃は知識も経験も浅く、己を知らなかったわけです。おそらく、体力的には昔も登れたはず。
しかし、その時に持っていたのは50万分の1のロードマップ(しかも九州の)のみ。それでは地形は分からず、まあ、いまなら川や道路の蛇行の状況からある程度の予測はつきますが、その頃はそんな知識もなく。見通しが甘かったわけです。だからペース配分が上手くできなかった。
もちろん、今回は二日間に分けてあるわけですが、前回との荷物の重量差はおよそ3倍。しかも、前日に130km近くを走り、連続して100km越えの行程です。

さて、これを五ヶ瀬の町まで下っていきます。
路面は諸塚側の方が良好。五ヶ瀬側は結構荒れています。
これまでは耳川水系でしたが、いよいよ五ヶ瀬川水系に入っていきます。
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五ヶ瀬の町のすぐ手前。30年前と変わらない風景。
あの時はここまで下ってきて、やっとほっとしたことを覚えています。
左に見えるのは、現在は稼働していない雲海酒造本社工場。
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じつは昨日、出発してから30分のところでお金を財布に入れてくるのを忘れたことに気づきました。入れなきゃ、と思ってたんですけどね・・・
しかし、日曜日だしどうしようもなく、まあ、五ヶ瀬まで行けば銀行で下ろせるだろう、考えていました。
が、なんと開行前に到着。
掃除をしていた行員のお姉さんにやんわりお願いしてみましたが「9時からなんです」とニッコリお返事いただきました。
20分待たなきゃいけない、というのはこれからの行程を考えると厳しい。とりあえず河内まで行ってみることに。

五ヶ瀬から大分県に入ってしばらくは県道8号線を行きます。
五ヶ瀬の町から出てすぐ、激坂が〜!
なんとか登りきり、桑野内地区を緩やかなアップダウンで進んでいきます。
しかし、五ヶ瀬川に一旦下って登り返す道はハンパなくきつい!
しかも「工事による時間規制」の看板が!な、なんとあと10分しかない!これにハマると2時間の足止め?!?!?それだけは避けなければ!!

と一人焦って踏ん張って登ったのですが、工事、どこでやってたんだろ?

この道は車で走ったこともあり、ここは自転車厳しいなー、というのがその時の印象でしたが、その通り。まだまだボケてないな。

とにかく、10時半過ぎに河内到着。
郵便局で無事お金を下ろしました。
Aコープでパンとおにぎりを買って、小腹を満たします。本当はここで昼食もしっかり買っておくべきでしたが、既にこの時点で結構な疲労もあり、崩野峠に余計に重いものを運びたくない、という考えから買わなかったのが、あとあと響いていくることに。

今回は、行動食として田中陽希さんも愛用の柿ピーを、ゲータレードのペットボトル(飲み口が広く固形物を入れやすく食べやすい)に入れて持参しました。
あとは、ドライフルーツ入りのグラノーラ。こちらはカロリーは大したことないですが、味がいいのとドライフルーツ目当て。

少し長めに休憩をとり、出発。
しかし、すぐ急登が始まり、かなりの傾斜が待ち受けていました。
正直、疲れた体でこの荷物ではきつい。
距離も標高も飯干峠には及びませんが、なんのなんの。
歩いて下ったことはあるけど、その時は自転車でもなんとかなりそう、と思ったんだけどなあ。

結局、峠の手前500m辺りから押しに入りました。
時間をかければ登れなくはない、とは思ったものの、先もあることで押したほうが早い、という判断でした。

このリベンジは30年後だ。

ようやく峠のトンネルに。
余裕があれば、旧道を行きたかったのですが・・・

県道8号及び崩野峠は写真を撮る余裕がなかったので、他の方の記事をご参考ください。
http://keichan.sakura.ne.jp/t298_kuzureno/touge_0298-1.html
http://blog.goo.ne.jp/guriko54/e/b6170896a6b1adcc2a50687099f18930
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五ヶ所高原は涼しかった。何度来てもいいところ。
ちょどお昼のサイレンを聞く。しかし、まだ後約60kmある・・・
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途中、変な折れ方の杉林が。どーしたらこーなる?!?!?chibiito_travers15_07_26~08_0232

ここからは県道8号を竹田市まで下ってR442を北上するのが、まあ普通のルートなんですが、今回は最短距離?を選択。
これまた大きな間違いに(笑)

こういった田舎道は一本の支線を間違いやすく、事前に細かい地図を拾って持参していました。
にも関わらず、間違っちゃった。
熊本県から大分県に入ってすぐ、左に入る道を一本早く曲がってしまい、しかもその先がまたまた激坂が待っていた、という。
途中で伐採作業中のお兄さんに、走りながらですが「この道まっすぐ行けば荻ですかー?」って聞いたら「ですよー」って答えだったので、信じたのに・・・違うじゃん。

結局、苦労して登った坂を下ってまた登りなおし。本来のルート、県道695に戻りました。

その途中にあった、小さな滝。
ここからまたまた激坂があり、とうとう押して登るハメに。
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荻の町の手前で小休止。
ガソリンスタンドで水を頂く。メガネの可愛い人妻から、「社長には内緒♡」と、栄養ドリンクを差し入れていただきました。うれし〜

人妻といけない秘密を共有してしまいました・・・

この辺りはアップダウンもさほどではない、気持ちいい高原ロード。
祖母〜傾山系。あの山の向こうからやってきました。14:20
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反対側をみると、これから向かうくじゅう連山が。
俗にまみれた眼には、豊満な女性が横たわっているように見えます・・・chibiito_travers15_07_26~08_0235さて、実はこの日の写真はここまで(笑)
この後は明るいうちに着かねば!と必死でした。

菅生の道の駅に立ち寄り、そういえば昼飯まだだった、と思いだし、柿ピーと先程頂いた栄養ドリンクを。
ここで高岡町商工会青年部長Hくんより電話あり。この電話までは、まだ少しは余裕があったんだけどなあ・・・

この後はルートラボを見ていただくとわかりますが、「川床」という地名が示すように、結構なアップダウンを乗り越え(想像はしていましたが、想定以上に体力を消耗していた)、またまた田舎道を迷走し、当初考えていたルートを諦め結局R422で久住の町へ。
ここで4日分の買い出しを済ませ、沢水キャンプ場へ。

キャンプ場まではずっと登りなのですが、元気であれば全然行ける道でも、この日はさすがに無理。
残り1kmを押していくことに。如何にもこうにも足が動かない。

このリベンジは・・・・

続く。

18時半ようやく到着。
この日の走行距離 107.1km
(トータルの)平均速度 14.0km/h(前日からだいぶ落ちているのがわかります。距離は前日の方がありますが、この日も負けず劣らずきつかった・・・)