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よみがえりのレシピ

映画「よみがえりのレシピ」

今日は宮崎キネマ館での「よみがえりのレシピ」公開最終日。ギリギリで鑑賞できました。

「よみがえりのレシピ」は、山形県で在来野菜を残す取り組みをされている、生産者、料理人、学者の皆さんを取り上げたドキュメンタリーです。
在来野菜?って?
現在私たちが普段スーパーで購入して食べている野菜のほとんどは、実は日本古来の種類ではありません。
病気にも強く、収量もよく均質な量が収穫できるように品種改良されたものです。

しかし山形のおばあちゃんは、昔からの「かぶ」を、「なくしちゃなんねえ」とひとりで植え続けてきました。
もちろん、お金になることでは全くありません。
それを受け継ぐ決心をしたおじさんは、林業の傍ら大変な労力のいる焼き畑を毎年行い、そこにカブを植えています。
地元の漬け物会社では、昔使っていた在来野菜であるキュウリを商品にしました。しかし、なかなか消費者に受け入れてもらえませんが、「味はいいのだから、いつの日か必ず」と生産者からの仕入れを続けています。
果たして、在来野菜はまずくて商品価値のないものなのでしょうか?

映画では、在来野菜を積極的にイタリアンに取り入れたメニューを売りにしているシェフの方も登場します。
『「おれの料理に材料を合わせる」という人が多いが、本当は「材料に寄り添う」事が大事』
全く同感です。
「ご馳走」という言葉は、客をもてなすために材料を求め走り回るという意味です。その走り回って集めた材料の元々の良さを活かす料理、が本当のご馳走でしょう。
在来野菜はその土地に一番合っていたから残り継がれていたわけですから、その土地での一番の「ご馳走」であるはずです。

映画の中で、なぜ在来野菜が品種改良された野菜に取って代わられたのか、という問いが為されます。
「現金収入がいるからの」

未来工業の山田社長は「社員(人間)をコスト扱いしない」と言われたそうですが、この映画をみて一番感じたことは「生命(食べ物)をコスト扱いしない」ということです。
もし生命をコスト扱いしなかったら、あの口蹄疫の悲劇もなかったかもしれません。

山形では、物々交換が当たり前のように行われているそうです。お金を使わず物々交換ならば、相手(作り手)がよく見えますし、お互いの思いの交換があり、そこには必ずコミュニケーションが立ち現れます。そこには健全な経済活動があるように思えます。

綾町のお隣、国富町には「国富大根」という品種があります。
一般的な青首大根ではなく、桜島大根のようなまるっこくて大きい品種で、柔らかくてとても甘いのが特徴です。
宮崎にも、他にあるのかな?

宮崎のメディア関係の方、どなたか「よみがえりのレシピ宮崎編」作りませんか?(^_-)