「ぼんさん越」タグアーカイブ

九州山地最深部ツーリング2日目_西米良村双子キャンプ場〜飯干峠〜上椎葉〜ぼんさん越〜五家荘渓流キャンプ場

7月26日5時半出立。谷は濃い霧に覆われていた。

西米良村双子キャンプ場の朝。
前日の夕立によりダムが放流し、川は濁っていた。
キャンプ場横の吊り橋を渡って対岸の国道へ。

R219からR265へ、一路椎葉を目指す。
川沿いの道を順調にいく。椎葉村に入ったあたりから、ぐんと傾斜がきつくなってくる。

途中、生まれて初めてヤマセミのつがいを見た。
カワセミは珍しくはないものの、ヤマセミを見れたことは幸先が良い。

深い谷は霧に包まれていた。
ところどころ、垂直に立った地層が覗いていた。九州山地を作り出した強大な大地の力を物語っていた。
いよいよ椎葉に入る。

7時、椎葉村に入る。
大河内集落に7時45分到着。20kmちょっとに2時間強。
しかし、本格的な登りはこれからだ。

大河内別れ。

2年前は右側のR388を下ってきた。
集落を抜けると、いきなりの斜度12%の急登。
100kg超を持ち上げるのは容易ではない。

矢立高原を抜けて水上村へ行くR388と別れる。R265は右手へ。

8時過ぎ、水上村へ行くR388と別れ、いよいよこの日の一つ目の峠、飯干峠へと取り掛かる。
ちなみに、諸塚村七つ山にも同じ名前の峠がある。

コントラストのある風景が旅情を誘う。
峠近く。日も照ってきた。

斜度は平均5〜6%ほど。楽とは言わないまでも、行ける。

峠はもうすぐだ!

峠に9時15分着。標高1050m。

カラーで飯干峠。
白黒と。飯干峠。

まあまあのペース。
今日は二つの大峠越えをし、かつ距離が100km弱あるので、あまりゆっくりもしてはいられない。

峠からの眺めが良い、そうだが、あいにく霞んで下界(?と言っても椎葉だけど)はよく見えなかった。
下って行くと、椎葉中、上椎葉ダムへと出る。

途中、木洩れ日にあたる苔。
上椎葉ダム。

10時半、椎葉の街に着く。
ここで椎葉山の語り部を訪ねる。椎葉に来たらば、ここの蕎麦を必ず頂く。

椎葉山の語り部。

中瀬さんのお母さんと奥さんにご挨拶する。
餞別に、おにぎりと梅干しをいただく。ありがとうございました。
小一時間ほど買い出しなどを済ませ、いざ今回のメインディッシュ、ぼんさん越へ。

街を抜けてすぐ、ダムへの急登を登ると、ゆるやかなアップダウンを繰り返して行く。

五家荘まで45km。これを登っていかなければならない。
風土野峠と尾前地区への別れ。

風土野峠から降りてきた道と合流。12時半。
3年前は、この道を下って椎葉の街へと向かった。
今回は右手へ進む。

風土野簡易郵便局のところで左へと道を進む。
と、ぐっと傾斜がきつくなる。むむっ。
ここから峠までは、容赦ない登りが待っていた。

この谷間を抜けて山を越えていく。
名も無き滝。

きつい。

上椎葉からようやく20km。峠までまだ13kmある。。

しかしさすが日本3大秘境の一つ、椎葉。山の奥の奥まで、集落がある。

これが最後の田んぼ・・・ではなかった!

あまりに谷が深すぎて、登って来た道は見えない。ひたすら、きつい。
しかし、夕立が来る前にキャンプ場に着きたい。
雨はともかくも、雷は厄介だ。

最後の集落、小林。
焼畑を伝承している地区。
隣の集落は深い谷の向こう側。

峠までの最後の集落、小林。13時40分。
ここまでは、時折車とすれ違うこともあったが、ここから先、五家荘まで車と出会うことはなかった。

雲行きが怪しい。ひんやりした風も吹いてきた。夕立の前触れだ。時折ぱらついてきたので、荷物にはレインカバーをする。

集落を抜けてすぐ、急登が待っていた。

斜度10%近くの登り。

ここまで80km近くを走ってきており、疲れも溜まっている。
足はまだ大丈夫だが、心臓がばくばく状態。
頂いたおにぎり三つ、ペロリと食べる。
新調したばかりのチェーンと、34Tのスプロケが効いている。
初めてのタイヤのコンビは、さすがにスピードは出ないものの、安定感は良い。

御池登山口。椎矢峠から国見岳、烏帽子岳と縦走できるらしい。

15時55分、ようやくぼんさん越到着。やったぜ!
実に標高1484m。立派な登山だ。
「ぼんさん越」と紹介しているが、実際のぼんさん越は、厳密には違う道があったようで、このルートは近年整備されたものらしい。
「県境峠」と言う標識があったり、椎葉の観光地図には「峰越峠」と紹介されている。
なんといっても、九州山地の背骨を越えたことには違いない。

ここから八代市に入る。
秘境ルート開通の碑!
鶴富屋敷から33km!登って来たんかい!
日本山岳遺産!

峠からの眺めは良い、らしいがあいにく(笑)見通しは良くなかった。

下りに備えて、ウィンドブレーカー代わりにレインウェアを羽織る。

峠からちょっと下ったところ。
キャンプ場までもうすぐだぜ、相棒!

五家荘樅木まで順調に下る。
17時、キャンプ場着。
いやあ、疲れた。大満足。

道中夕立には会わなかったものの、夜中に降ってきた。
地元の高校生のキャンプを横目に早々に食事を済ませ、床に就く。
明日までに疲労を取らないと。

走行距離 97.4km