チビート・トラバース2019 in 石鎚山 3日目(八幡浜〜夜昼峠〜大洲〜真弓峠〜久万高原町〜御三戸)

さ、寒い!
夜中の2時に、シュラフを引っ張り出しました。
夜風が心地よく、いい塩梅だったのですが、風向きも変わらず、風力(2mくらい)も変わらず、つまりはずーっと扇風機をつけっぱなし状態。
たまらずシュラフに潜り込みました。

4時には起き出し、マルタイラーメン+餅1個の朝食。

塩分とカロリーをいっぺんに摂れるので、ここ数年ツアーの朝の定番です。

八幡浜の目覚め。

6時半出立。まずはR197に乗って大洲市を目指します。
まずは朝から今回の目的の一つ、夜昼峠。
予讃線千丈駅を過ぎたあたりで、交番で道を尋ね、峠を目指します。

「郷」地区の交番。勤務前に、丁寧に道を教えていただきました。

交番が小さく見える。

八幡浜港も小さくなってしまった。

道を尋ねた交番が更に小さく。

急峻な山肌に集落が続き、その中を縫うように道は続きます。
ここで、1回目のパンク。次第に気温が高くなってきたところで、汗をカキカキ、チューブ交換。この後のトラブルの前兆とはこの時はまだ知りません・・・

大洲平野とは大げさな。盆地では?と思ったが、平野らしき平野がない四国ならでは、か。

千賀居トンネル。

集落を抜けると、次第に道も荒れてきますが、生活道路として現役なのか比較的走りやすい道でした。

峠の手前には千賀居トンネルがあります。何と明治時代に手積みで作られた煉瓦製のトンネル。しかもループ線です。おもしろい〜
旧道好きにはたまりませんな。

峠を過ぎると、大洲まで一気に下ります。
下った先に「平野」という地区が。はて?「大洲平野」とは「おおずひらの」だったのかしら?
それにしても、このあたりには「谷本」という姓が多いらしい。谷本ナントカという屋号をあちこちで目にします。大学の後輩に、大洲出身の谷本がいましたが、ここまで多いとは。

大洲城。

肘川のほとりに出ると、大洲城が。小さくとも天守閣が残っていない宮崎県人には羨ましい限り。
ここで9時半。すでに日差しは殺人的になってきています。
ここからR56を内子まで行くのですが、予想以上にきつかった。ほぼ平らなのに関わらず。調べてみると、この日の大洲の最高気温は36.2度。暑いはずだ。しかし、気温よりも「陽射し」がきつすぎる!
うっかり半袖でしたので、すでに一度皮の剥けた腕が更に真っ赤に。

内子からR379を久万高原町へと向かいます。
小田までは緩やかな川沿いの登りで、通常ならば快適に走れるコースだと思うのですが、この日はすでに暑さで体力の大半が奪われていました。まだ午前中なのに・・・
途中で部活帰りなのか、自転車に乗った女子中学生の三人組が前にいたのですが、全く追いつけない。
こっちは家から布団から生活道具運んでるんだし、既に200km以上走ってきてるんだし、と自分に言い訳をする(笑)

自転車王国、愛媛ならではの道路のライン。

この道には写真のように、路肩の白線に沿って印があります。サイクリングの指標です。さすが愛媛!
こういった気配りが、県内あちこちにありました。
とは思うのですが、「あと10km」の次が「4km」とかなるのはご愛嬌。

小田から次第に勾配も急になってきます。
宮崎で言えば、西米良や椎葉にも似た雰囲気の山間の道。峠単体では例えば飯干峠の方がきついかな、とは思いますが、アプローチから言うと何せ海から一気に登り、その距離の長さではこちらも負けてはいない。
(とはいえ標高はまだまだ600mに届かず。この後1700m近くまで登るのだ)

畑峠(はたのとう)入り口。

お遍路道は厳しいのね。

ようやく真弓トンネル。

トンネル手前で雷が鳴り出し、雨も小振りに。雲の流れから山を越えたトンネルの先は大丈夫だろう、と目星をつけて進む。
峠の先は晴れていた。
豪快に下って、道の駅みかわまで。買い出し情報を聞くと、車で10分くらい行くと町があるよ、と言われても車で10分、の山道を自転車で行く気にもなれず、今日の宿泊予定地、御三戸(みみど)まで進みました。
旧役場の手前に商店あり。2lの水と、パンを調達。確かキャンプ場ありますよね?と尋ねると、名ばかりで何もない、との事。

御三戸。

キャンプ場?

とにかく体は疲れ果てているので、河川敷に在るというキャンプ場へ。確かに何もない(笑)
トイレはあるものの、水道が飲めるのか怪しい。まあ、飲料はペットボトルでなんとかし、炊事は沸騰させるので川の水を使うことに。

しかし、ここの面河川の魚影の濃ゆいこと!鮎もウジャウジャいます。
明日からはこの面河川の上流を目指します。

本日の走行距離 79.6km
平均速度 14.9km/h

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