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チビートトラバース2018夏6日目〜白水鉱泉〜朝地〜緒方〜R10〜蒲江

7月18日水曜日。今日も暑くなりそうだ。
カナディアンヴィレッジは本当に、お薦め。安くて居心地が良い。また来たい。連泊してよかった。

この日はひとつ、心配事があった。行程についてだ。
これまで、1日の距離がさほど稼げていない。初日の疲労と、連日の暑さのためだ。これまでのペースだと、豊後大野市(旧三重町)までか。そうなると、適当なキャンプ場がない。
まあ、公園や屋根付きバス停、無人駅、橋の下、寝ようと思えばどこでも寝られるのだが、キャンプ場は安心して休むことができる=疲労回復できる。それが期待できないのは、今の状況ではきつい。

まあ、なんくるないさ。

6時に出立。

あけぼの。やうやう白くなりゆく山際
黒岳が見えてきた。

久住の北側から東側へと、山を下りていく。これまで登ってきた標高を一気に消化するダウンヒルだ!

県道621号線を降って行く途中にある、白水(しらみず)鉱泉に立ち寄る。
天然の炭酸水が飲める。有料だが、試飲は無料。美味いよ。

へえ、キャンプ場もあるんだ。

しばらく行くと、県道621号から離れ、旧直入町長湯温泉方面、本峠を目指す。

今回の旅の目的、「旧道峠を行く」のひとつ、本峠。
こちらの記事を参考にした。
峠コレクション「本峠」
大分の山・登山記「本峠」
記事によれば、何とも旅情を掻き立てる峠ではないか。とても楽しみにしていた。

7時半。旧道入口に案内は特にない。
本峠トンネル入口手前にそれらしき道。反対側のガードレールに半ば朽ち果てた道案内板があり、それと察する。

しかし、1kmほども行くと、薮に行く手を遮られる。

峠コレクションの記事は冬だったので、薮もさほどではなかったのだ。残念だが、撤退を決める。
時期を選んで来るべきだった。

旧道の名残
庄内側本峠入口
濃い薮が待ち受けていた。これくらいはひるまず進む。
しかしあえなく撤退。

気を取り直して、先を急ぐ。
本峠を回避したので、距離が稼げる。今日中に豊後大野の先までいけるかもしれない。

アップダウンを繰り返しながら、R422まで出る。
朝地まで下り、県道46号を緒方のR502まで辿る。

場所が定かでないが、R502に出る手前くらいか?遠くに見えるのおそらく傾山。

10時くらいに道の駅「きよかわ」に着く。
ここまで来れば、蒲江まで行けそうだ。そのためには、もう一つの旧道峠、R10の中の谷峠も諦めなければなるまい。当然、暑さにも十分留意した上でだ。

旧三重町の延岡方面へ向かうR326との合流点の交差点の傍にあるローソンで、昼食を調達する。
33年前はこの道を延岡へ帰った。当時、まだまだR326が「酷道」の時代だった。
峠の麓にある蓮乗寺さんで、お堂の軒下を借りて一夜を過ごした。ご住職が気持ちよくお貸しいただいたのだが、大きな仁王像の前で一人シュラフにいると、ミミズクが屋根裏を寝床にしており、驚かされた。ビクビクしながら過ごした夜も、今となってはいい思い出だ。

しばらく進むと、再びR326と502は分岐する。R502を旧野津町のR10との合流点まで進む。

R326が整備され、東九州道が開通してから、R10はめっきりと交通量は減った。おかげで、自転車は比較的走りやすい。

が、この日の暑さは厳しさを増す。この日の大分の最高気温は36.3度だったらしい。

暑さに体力を削られながら、中の谷峠付近へ。
峠コレクション「中の谷峠」
記事は逆から峠を攻めている。時期を見て来てみたい。今回はトンネルを通って先を急ぐ。

佐伯の町に入ったのは15時くらいだったか。
買い出しを済ませる。明るいうちには蒲江に着ける。
しかしここから最後の登りが待っている。

R388を蒲江を目指す。
体力的にもきつくなってきたところに、斜度10%の登りだ。嬉しくなってくるぜ。

16時20分、蒲江の海に着く。
行動食は取っていたものの、腹が減りすぎている。しかし、蒲江では清水マリンさんで食事を取ろうと決めていた。
清水マリンさんも、「みちくさ」の異業種交流会でお知り合いになった。

まだかまだかと、空腹に耐えたながらも海沿いを進むと、あった。看板はあるが、お店はちょっと目につきにくい。
が、ここの魚料理はお薦め。味も量もハンパない。料理の写真は食べるのに一所懸命で、ない。現地で確認の程を。
食べ過ぎて、1時間ほど動けなかった。
異業種交流会で知り合い、久しぶりに(10年ぶり!)お会いしたお嬢さんと、お女将さんとのおしゃべりも楽しかった。

結局、お店を出たのは19時過ぎ(笑)

この日は高平キャンプ場に泊まるつもりだったのだが、16時までしか電話が通じず、元猿海水浴場に変更。
キャンプ場ではないが、トイレと水道が使える。

蒲江の海だ!
清水マリン。生簀が目の前、新鮮な魚は絶品。
元猿海水浴場
今は閉鎖したマリンカルチャーセンターが見える。
20時前でもほのかに明るい。

景色は良かったが、暑さでなかなか眠れなかった。

走行距離120km

チビートトラバース2018夏5日目〜坊ガツルハイク

7月17日火曜日。我が生誕祭だ。この日はゆっくりしよう、と決めていた。自分へのプレゼント。
飯田(はんだ)高原の夜はさらに寒かった。

起床も遅く(といっても6時前には起きたけど)、特になにも決めていない。何て贅沢な。
しかしそこは根っからの性なのか、ぼーっとしてるのも勿体無いなあ、と思い始め、カナディアンヴィレッジのオーナーさんから「1時間くらいで行けるよ」と聞いていた坊ガツルへ散歩気分で行ってみることにする。
というわけで、元々チビートトラバース(自宅から山まで人力で行って帰るツアーの自称)のつもりはなかったのだが、晴れて「チビートトラバース2018」となった。

ヤマレコの山行記録はこちら

早朝の散歩

地図も何も持っていない、初めてのルートなので、無理はしない、昼になったら途中でも引き返すことを肝に命じて、8時過ぎに出立する。

今回、登山は予定になかったのだが、峠越えの虫除け、日除けに備えて長袖長パンツを持参していてよかった。

軽量薄手、3シーズンをこなせる。運動性も良い。

XLを購入したらさすがに大きめだった。冬場のアウターも兼用と考えれば、悪くはない。

これで持参したツールは、レインウェア以外ほとんど出番を迎えたことになる。あいつ以外は・・・

テン場から集落を抜けて、吉部登山口を目指す。しかし、これが分かりにくい。事前の下調べは入念に。地元の人に尋ねるのが一番。

歩き始めて30分くらい。
この立て看をみると、駐車場の奥に登山口があるように思うが、実際には林道の先にある。
駐車場から少し降りたところにある小さな滝。
吉部登山口

集落から林道に入り、しばらく行くと最後の駐車場に着く。登山口はここから林道を50mほど進んだところになる。
気持ち良い登山道を行く。
途中、鎖場を一か所、急登するものの、比較的歩きやすい。ただし、人気のルートなのだろうが、目印のテープ類が少ないように思うのは私だけだろうか。注意深く歩けば迷うことはないとは思うが、下りでは何か所か本来のルートを外れ、沢を下ってしまっていた。初心者など、天候が悪かったり日暮れ後の歩行は注意が必要だろう。

シューズはこれ。自転車にも登山に使える頼もしいやつ。

1時間ほどで暮雨(くれざめ)の滝へ。一見の価値あり。

暮雨(くれざめ)の滝
マイナスイオンを堪能する。
真夏なのに寒いくらいだった。
幻想的な風景

登山道へと戻り、滝から30分ほどで視界が開ける。坊ガツル入り口だ。
ハンカイソウが出迎えてくれる。

坊ガツルは3年まえのチビートラバース以来だ。ここはいつ来ても気持ちがいい。水も美味い。
また是非キャンプに来たい。

小一時間ほど、キャンプ場の炊事場でゆっくりとし、居合わせたおじさま方と山談義に花を咲かせた。
84歳で、長者原に車を止めて1週間ほど久住に入りびたりという、じい様にはたまげた。毎日登っては下りているのだとか。
まあ、宮崎から自転車で来た、と言ったら半ば呆れられたので、お互い様か。

行動食を口にして、ちょうどお昼くらいに、帰途に着く。

坊ガツル入り口
3年ぶりの坊ガツルだ。
ハンカイソウの群落
青空に干木が映える。
思えば遠くに来たもんだ。
平治岳
草原の風は心地よい。
カキツバタ
準絶滅危惧である。
好きな風景。
空には飛行機雲。
遠くにハイカーが。平日とあって、登山客は少なめだった。
草原の中の道は気持ちが良い。
実はここまで車が入ってくる。
下山途中で。何のキノコだろう?
標高1233mでこの気温!でも風は涼しい。

しかし、この日はゆっくりするつもりだったのに。たしかに、往きは楽勝と足取りも軽かったのだが、帰りになった途端、急に疲れが出てきた。カロリー不足かな?

登りに時には気づかなかったガクアジサイ。日の尾峠で見たものと同じ種か?
本当に、綺麗な色をしていた。

15時まえに帰り着く。
結局、この日も6時間、山道を14km歩いちまった。全然1時間じゃないじゃん。余計疲れたよ(笑)楽しかったけど(^_-)

チビートトラバース2018夏4日目〜日の尾峠〜やまなみハイウェイ〜筋湯温泉〜飯田高原〜カナディアンヴィレッジ

7月16日月曜日。4時起床。夜はさすがに寒かった。

夏場は基本ドイターのインナーシュラフを使っている。平地ならばこれで十分。シュラフの出番はない。
シルクみたいな肌触りでコンパクトで軽い。今は売っていないようだ。
しかしさすがに阿蘇の麓。寒くて夏用シュラフに潜り込んだ。おかげでぐっすりと眠れた。

しかし、この日も隣のファミリーキャンパーは夜中まで騒がしかった。
花火をするなとは言わないが(打ち上げじゃなかったし)、夜の10時を過ぎて子供とキャーキャー言うのはいかがなものか。
家とは違うんだぞ。

疲れ方が想像以上だったので、前日はここに連泊してもいいかなと思っていたが、エビと騒音は無理、ということで次で連泊することにした。

この日も快晴。6時過ぎに出立。飯田高原を目指す。

さて、出かけますか。

キャンプ場を出る際、犬連れのご夫婦キャンパーと挨拶を交わす。普通ならば下っていくところ、自転車で山の方へ行く姿を少々怪訝に見送られた。

昨日の管理人さんの話では、峠の手前で道が埋まっているものの、自転車なら何とかなるかも?ということだった。

空気が気持ち良い。
疲れも、昨日はたっぷり休憩したおかげで、だいぶ回復している。とは言え、この日も暑さが厳しい予想だったので、できるだけ早めにテン場まで着きたいところだ。

キャンプ場から峠まで、距離はさほどではないものの、それなりの傾斜だ。

朝イチの登り。
朝日が山に映える。
根子岳の直下をグイグイ登っていく。
根子岳を見上げる。
峠への道は牧場でもある。
右側の倒木の隙間を通っていく。

途中、綺麗なガクアジサイに出会う。

美しい青。

大雨の時は滝になるのだろう。

根子岳と高岳の間を縫っていく。

峠だ。
7時。標高988m。

この日の尾峠は、昔から高森の人たちが一ノ宮にある阿蘇神社への参拝に使っていた道だそう。
何とも雰囲気のある、いい峠だ。

いつの頃からか、人々の交流を見守ってきた道。
地震だけでなく、近年自然の猛威にさらされている。

しばしの休憩後、下りにかかる。

高森側の、樹間を縫って行く道とはまったく違う景色が広がっていた。
眼前には、これぞ阿蘇!ともいうべき爽やかな高原が広がっていた。めちゃきもちいい!

最高だ!

視界が広がると、遠くに久住の山々が見えた。
高原ロードを気持ちよくダウンヒル
町まで下りてくると、遠くに仏舎利塔が見えた。
朝日に輝く高岳

宮地駅に8時着。
33年前の夏、当時まだ国鉄の駅だったここに一夜の宿を借りた。駅員さんにお願いすると、二つ返事でお許しいただいた。いい時代だった。
その時は、長野からキャンピング車(もちろん自転車ね)で来たという、同い年の工業高校生と泊まった。
延岡も走ってきた、可愛い子が多くてびっくりした!と言う彼に、そうかなあ?そうかもねえと相槌をうつようなうたないような・・・・当時は延岡在住だったのだ。

しかし、同い年でやることが違うことに軽くショックを受けたなあ。
こっちはナショナル(現パナソニック)のランディオーネという、ブリジストンのロードマン(当時のベストセラー)の対抗馬(5万円前後の量販型ドロップハンドルスポーツ車)を、ちょろっと改造したとも言えないような代物で、テントどころか自炊道具も持たず、どこか軒下さえあればいい、という若さが故のスタイル。
荷物もフロンバックとサドルバック、ディパックという軽装だった。
それでも自分的には大冒険のつもりだった。はじめての野宿ツーリングだったし。
1週間でも十分に長い気がした。
ところが彼は、キャンピングフル装備(サイドバック前後仕様)で長野から自走!ほー!

まあ。自転車は今も大して変わらない。FUJI absolute3.0だし(ヤフオクで5万)。
ただ、フレーム以外はほとんど改造してある。自慢の愛車だ。

今は無人駅。

さて、いよいよやまなみハイウェイ(県道11号線)を目指す。
噴火口の中に町があり、噴火口を上って外に出る。そのスケールを体感できる。

9時半に展望台着。
日差しが今日もきつすぎる。しかし、日陰に入れば風は心地よい。

でっかい噴火口の中に町があり、田畑がある。

さてお待ちかね、ここからが快走ロードだ。

と言いたいところだが、連休の最終日。車、バイク、車、バイク、車、白バイ。
のんびり、ゆっくり、静かに高原の道を楽しませてはくれなかった。

久住の山々が近くなってきた。
なにやら大規模な建物と風車の群れ
久住が目前に

瀬ノ本高原

11時、瀬ノ本のドライブインで休憩した後、県道11号から離れて、県道40号線を行くことにする。
高原ロードからは外れてしまうが、交通量は圧倒的に少ない。樹間を行く道なので、涼しい。
ただし、11号線は牧ノ戸峠を越えて終えば楽な道であるが、40号線はアップダウンが続き、距離は短いが斜度10%超区間もある。
なにせ、九州では珍しいスキー場に至る道だ。

10%越えの登りは、きつかった。水を飲んでも飲んでも、喉の渇きが取れない。
ルートラボを見てみると、日の尾峠よりも標高は高い1153mだ。
しかし、そこからは下りだ。
途中、筋湯温泉を通る。幼少の頃、祖母の湯治に付き合って何泊かした記憶がある。
40年以上まえの記憶の景色とは、さすがに重ならなかった。

途中、道を間違えるところだった。地図を忘れて、このように何度か迷った。

正解は左折。右をしばらく行って、引き返した。
とにかく40号線を進む。

やまなみハイウェイとぶつかる交差点へ出た。

飯田の街を抜け、やまなみハイウェイとぶつかった。そこをまっすぐ突っ切って行く。県道621号線だ。

今朝、日の尾峠からは霞んで見えなかった久住の裏側へやってきた。
三俣蓮華岳と平治岳

今日のテン場、カナディアンヴィレッジに無事到着。14時半。
さすがに連休最終日。社会人の陸上部の合宿以外、キャンプ場には誰もいなかった。

誰もいないキャンプ場。天国だ。
夕日に小麦が揺れる。

 

走行距離57.7km

チビートトラバース2018夏3日目〜中坂峠〜鍋の平キャンプ場

7月15日日曜日。この日も4時半に起床。まだ誰も起きていない。
朝方はさすがに涼しいが、この日も酷暑が予想されたので、早めに出立。
ここはよく霧が出る。

起き抜けの変な写真
服掛松キャンプ場のご案内
朝もやの中に

R265を菅尾から県道151号線へと入る。

朝の7時半。既に日差しが強い。

この道は17の夏に通った思い出の道。33年ぶりだ。

上差尾集落では迷いそうになった。

途中、上差尾集落ではちょっとわかりにくいが、地元のおばあさんに道を尋ねる。
なんと今回、地図を忘れるという大失態。 要所要所は事前にプリントアウトしてマップケースに持参したのだが、ロードマップは前夜寝床で見たまま、忘れてきてしまった。 まあ、山の中じゃあるまいし、聞けばいいことだ。

確か、33年前もここで道を間違え、牧場の中を行き止まりまで行って引き返したっけ。それはそれで、いい思い出。

それからは樹間の気持ちの良い、涼しい道。アップダウンを繰り返しながら、地道に高度を稼ぐ。

最初のピーク。まだ峠ではない。

峠?らしきところに出たが、まだここではない。左に林道があったので、遊び半分に入ってみた。 1kmほど行ったところで下りになったので、そこで休憩し引き返すことにする。8時半。

ネムノキ
時間に余裕があるので、脇道のダートに入り込んでみる。国見の山々が見える。昨日はあそこを越えてきた。
こちらは祖母山塊を見渡せた。

そこから県道に戻り、少しくだったあと、最後の登りにかかる。

中坂(ちゅうさか)峠には一本の桜が立っていた。
いつから、ここで旅人が行き交うのを見守っているのだろうか。9時20分。

高千穂方面から阿蘇へ行くには、高森峠(トンネル)が一般的だが、旧道はともかく(こちらもお薦め)、峠からのトンネルは長くて通行量も激しい。 時間に余裕があったり、とにかくトラックを避けたいと思う向きは、高森峠よりは登りは多少きついものの、中坂峠を断然お薦めする。気持ち良いこと請け合い。車はほとんどなく、たっぷりと阿蘇の旅情を味わえる。

峠の桜の木。
花もさぞかし見事だろう。
中坂峠から祖母山方面を望む。

峠から少し下ったところに、自然歩道の案内板があった。 しかし、高森峠への道はうっそうとした薮に覆われていた。 高森の街までは気持ちの良いダウンヒルを堪能する。

根子岳が見えてきた!
阿蘇だよ〜

10時には高森まで下る。
時間は少し早いが、阿蘇まで来て慌てることもあるまい。今日は根子岳の麓、鍋の平キャンプ場止まりとする。

阿蘇のこちらの方面は、震災の影響はさほど感じられない。
高2の夏に、はじめて野宿ツーリングに来て以来、「心のふるさと」と勝手に阿蘇を思っている身としては、少しばかり安堵した。

R325まで出て、ダイレックスで買い出しを済ます。今日はキャンプ場で昼食も摂ることにする。一升の米を早く消費して、軽くしてしまいたい。

ここから10kmもないのだからすぐに着く、と思いきや、1時間以上もかかってしまった。 思っている以上に、疲労と暑さがボディブローのように効いている。ちょうど昼頃、キャンプ場着。
キャンプ場の入り口は、少々わかりにくかった。え?そんなことない?疲れてんだ。

根子岳が眼前に迫る。
キャンプ場のアイドル犬、ジョン。
優しい顔をしているから、ばあちゃん犬かと思いきや、じいちゃんだった。

とにかく腹が減っているので、2合の飯を炊いて食った。ぷはっ。

今回のテントは、ヨーレイカ/アマリ・パス・ソロ。全面メッシュなので、夏場は快適。居住性抜群。 自分的にはホテル並みの快適さ。前室も文句なしの広さ。そのかわり、少々重量があるのはやむをえない。

今気になっているのがこちら。軽いぜ!

通称カタツムリ。
なかなか気持ちの良いところ。
阿蘇に陽が沈む。

午後は洗濯をし、ただただ、木陰で横になって疲れを癒した。

キャンプ場自体は、とても気持ち良い。温泉も車ですぐ、らしい。自転車だと、帰りにそれなりの登りがあるため、また汗をかく羽目になる。

連休の日曜日。服掛松ほどでないにしても、ここもファミリーキャンパーでにぎわっていた。ただ、バイカーも目立つ。
管理人のおじさん曰く、トヨタのCMでかのヒロシ(熊本出身ね)がここでロケをしたらしく(知らんけど)、GWには関西からのキャンパーでぎゅうぎゅうだった、との事。へえ。
しかし、色々と事情もあるのだろうが、日曜日に何もキャンプ場の草刈りをしなくてもいいのでは?
客のみんなは静かに過ごしたくて、ここに来てるんだろうし。せっかくの場所が、草刈機の音で興が削ぎれたのは否めない。
しかも、誰かは知らんが、炊事場にエビを丸ごと放置している。その匂いが、堪らん。
阿蘇に来て、捨てられたエビの臭いはいらない。管理人さんも放置しているのは、なぜ?

シチュエーションとは裏腹に、不思議なところだった。

走行距離36.4km

チビートトラバース2018夏2日目〜旧南郷村神門〜椎葉〜服掛松キャンプ場

7月14日土曜日。昨日はゆっくりとお風呂に浸かって疲れを癒した。近くのエーコープの弁当の夕食だったが、夜は早々に休み、朝4時起床。
さっさと宿を立ち、「森の駅きじの」まで移動。そこで朝食とトイレを済ます。なぜ?自炊だから。

いちもり旅館。もう利用することもあるまい。
森の駅きじの

昨日の疲れはだいぶ取れてはいるが、完全には程遠い。今日も峠をできれば3つ越えたいところだが、災害状況と暑さと疲労度合いによっては柔軟に対応するつもりだった。

R388を北西に進む。途中、鬼神野キャンプ場跡に立ち寄る。なるほど。荒れている。トイレなし。炊事場跡あり。川の側なので水には困らない。野宿は可能だ。自己責任で。
ひむか神話街道に沿って大河内より椎葉を目指す。

中山トンネルまでの登り。

現在では中山トンネルが開通し、かなりの時間短縮になっているが、旧道である中山峠を目指す。しかし、朝も早よから10%越えの坂であるよ。

中山トンネル

トンネル手前左から旧道へと入る。
入るといきなり、荒れている。と、入口に車を止めている登山?猟?準備をしているカップルに尋ねてみた。
聞くと、沢登りに来られた、とのこと。道は行ってみなくてはわからない。

こんな感じで、10数mおきに土砂倒木が道を遮っていた。

中山トンネルもそんなに古くないはずなので、旧道もそこまで荒れてないだろう、という希望的観測はまったく外れ、ほとんど使われていないのだろう。国見峠より状態は悪い

峠の手前1kmほどで、完全に土砂で埋まっていた。
担いで越えられないことはなかったが、こちら側でこれだと、椎葉側はもっとひどい可能性が高い。本当に進めなくなったら、引き返さなければならない。そのリスクを考え、ここで撤退することにした。
本来ならば、中山峠から尾崎峠へと抜けたかったのだが、この様子では復旧は望めそうにない。
日常的に使われない道には、行政も手間をかけない。

こうやって、旅情を湛えた旧道は忘れらていく。

完全にふさがれている。
ここまで登ってきたのに・・・

こんな時はクロスブラスターの恩恵をしみじみ感じる。大荷物のダートにも安心だ。しかし、道路には野バラが魔の手をそこかしこに伸ばしており、手足に無数のトゲを刺す羽目に。

トンネルまで戻り、椎葉を目指す。中山トンネルは片側一車線で広くはないが、交通量が少ないため、不安はなかった。
トンネルを抜けて更に登る。途中、水場がある。美味い!

ありがたやありがたや
弓木の天地神水、というらしい。

耳川まで一気に下る。
途中の集落に、鐘があった。

なんのための鐘だろう?通信用だろうか?

なんだか毎年のように椎葉に来ているが、椎葉に来たらあそこに寄らねばなるまい。
10時には「椎葉山の語り部」さんへ。
亡くなられたご主人の中瀬さんとも、「みちくさ」の異業種交流会つながりであった。

お母さんのお蕎麦をいただくのが楽しみ。

11時。そろそろ日差しも厳しくなってきた。先を急ごう。
R265を旧蘇陽町馬美原を目指す。
できれば国見峠を行きたかったのだが、事前に役場に問い合わせたところ「完全に通行不可」とのこと。残念。
素直にトンネルにする。しかし、このトンネル、嫌なんだよなあ。狭いし。長いし。しかもこちらからだと登りだし。

トンネルまでの道は、初めは木陰もあり良かったのだが(きついけど)、トンネルが近づくにつれ、幅広の新しい道路となってくる。
つまりは、日影が、ない。たまらん。しかも傾斜も更にきつくなる。
トンネルにたどり着いたのは既に12時45分だった。

国見トンネル

いつもならいや〜なトンネルだが、この日ばかりはその涼しさがありがたい!生き返る!
なが〜いトンネルが終わる頃には、もう終わっちゃうの?と後ろ髪を引かれる思いさえした。

国見峠の入り口には「完全通行止め」の看板が
いよいよ熊本県に入る。

五ヶ瀬町鞍岡の街を抜け、熊本県に入った。この道も、もう何度も通ったのだが、県境を越える時は、いつもなぜかわくわくする。
14時ごろ、馬美原の街へ到着。
陽はまだ高いが、疲労も溜まっており、何しろこの暑さ。ビールを仕入れて、キャンプ場へと向かう。

服掛松キャンプ場は一昨年に続き2度目なので、ここからそんなに遠くないはず、と思っていたのだが足が重くなかなかたどり着かない。

服掛松キャンプ場

ここはお薦め。安い。綺麗。広い。モンベル割引あり。
ただし、この日の様に連休などに掛かると、ファミリーキャンパーも多数。隣の家族連れが夜遅くまで騒がしかった。楽しいのは結構だが、自分の家と同じ感覚で来られると、正直、迷惑。ま、いいけど。

夜もなかなか涼しくならず、寝付けなかった。

走行距離70.4km
平均速度12.4km/h