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チビート・トラバース2019 in 石鎚山 10日目(道の駅やよい〜川南〜綾)

8月9日。さて、いよいよ帰途につく。とは言っても、綾まで160km。微妙な距離だ。
日中の暑さを考慮すると、1日80kmが無難な走行距離。しかし、時間的には相当余ってしまう。
この先、よく知ったルートであること、峠も朝一の宗太郎を越えてしまえばないこと、ということから10時までに延岡に着けば綾まで帰ってしまおう、と決心した。

道の駅やよいを出てすぐ、番匠大橋。

6時前に出立。行きに通ったR10を、逆に南下する。
旧宇目ドライブイン跡地までな登りなのは分かっているので、ペース配分も楽だ。
早朝ということも相まって、車両の通行はほとんどない。

JR重岡駅を過ぎると、人家もまばらになってくる。JR宗太郎駅を過ぎ、県境を越えると素晴らしい景色が待っていた。

R10は重岡からは鎧川に沿うように、日豊本線と並走する。このルート、実に素晴らしい。自転車天国だ。
10番台の国道を独り占めできる。
それだけでなく、川は綺麗、道もいい、鉄ちゃんにもきっと受ける、難所と言われた宗太郎峠を鉄道と並走できる。もっと売り出すべきだ。
例えば、延岡を起点としてR10で佐伯まで行き、そこから日豊海岸沿いをまた延岡まで戻る。結構な走りごたえのあるルート。距離、獲得標高、見所などもいい感じではなかろうか。

まだ8時前。地味に寒い。川が綺麗。
トンネルは数箇所あるが、短いものばかり。
日豊本線と上下の交差を繰り返しながら進む。
メチャクチャ気もちいい!のが伝わるだろうか。
川幅も広くなってきた。相変わらずの清流。
こんな道が続いていく。どうです?走りたくなってきたでしょ?
朝日が眩しい。

10時前には延岡着。予定通り綾まで走りきることにする。
この日も日差しは容赦なかった。

日向金ヶ浜の波は高かった。
遠くが波しぶきで烟っているのがわかるだろうか?

ひたすらにペダルをこぐ。
風が強く、波しぶきが国道までかかってきていた。

東都農で県道302号線に乗る。海岸線の気持ちのいい道だ。
佐土原の佐土原城横でパンク発生。3回目とは、なんたること。しかもあと20kmというところで!15時。
慌てて路肩でチューブ交換をするが、フェリー内の修理が十分でなく空気が漏れる。元のチューブの方がまだマシ、ということでだましだまし行くことにする。

昨夜、寝る前にちゃんと点検しておくべきだった。

が、2kmほど行くとやはり走行不能に。

目の前のコンビニでバケツを借りて本格的にパンク修理をする。なんてこったい。
余計な汗と時間を使ってしまった。

18時前、なんとか夕立前に帰宅。

今回のツアー、反省ばかりのものになってしまった。機材トラブル、体力不足、etc。
まだまだ修業が足らぬ。

しかし想像した通りのR10の素晴らしさ、石鎚山及びスカイライン〜UFOラインの感動、行ってよかった!
峠、お城巡り。夕焼け小焼けラインも満喫したし、久しぶりの友達も会えたし。

次はどこへ出かけようか。

本日の走行距離 159.6km(我ながらよく走ったなあ!)
今回の総走行距離 721.1km

チビート・トラバース2019 in 石鎚山 9日目(ふたみ潮風ふれあいキャンプ場〜瞽女が峠〜八幡浜港〜臼杵〜道の駅やよい)

8月8日。4時起床。手早く朝食を済ませる。連日の日差しのおかげで、午後に洗濯した衣服もすっかり乾いている。

早朝5時前。遠くに松山の街の明かりが見える。
燃える朝焼け。イエスの名曲。

台風一過の朝は、とても気持ちが良い。
相変わらずテン場から遠いトイレには、巨大な蛾がいた。

ヤママユガ、らしい。
便器と比べるとその大きさがわかる。

ヤママユガ、らしい。
ヤママユガといえば、ヘッセの小説が小学校か中学校の教科書に載っていたことを思い出す。印象深い物語だった。

早朝の海岸線を走る。(ハマショーのラストショーのようだな)
以前、車で走ったときに、一度自転車で走ってみたいと思っていた道だ。気持ちよくないわけがない。

7時半ごろ、伊予長浜を通過。
ここで、何かピピットきたのか、旧道に入ってみた。古い商店街の中を進んでいくと、「長浜大橋」と出会った。現役で動く我が国最古の道路可動橋、だそうだ。
この下流に新しい大橋がかかっているのだけれど、こちらを通って正解。

数日前に、この肱川の上流を走っていたわけだ。

地元では「赤橋」と呼ばれ親しまれているらしい。
遠くに伊方原発が見えてきた。早く止まってほしい。

この日の早すぎるメインディッシュ、瞽女が峠(ごぜがとうげ)が近づいてきた。もちろん、新しいトンネルなどはスルーする。
8時15分、磯崎トンネル手前で案内板を発見。
予定ではトンネルを抜けた先から登り口に入るつもりだったのだが、入口が分からない可能性があったため、案内板に従うことにする。これが間違いの元だった。

瞽女が峠の磯崎トンネル手前の案内板。

この瞽女が峠、いつも参考にさせていただいている「一点透視派百峠」さんの記事を参考にプランを組んだのだが、少々古い記録だったので、安全策をとった、つもりだった。
しかし実際走った道は、記事中にある「別に林道の近道」だったらしく、こちらは現在割と荒れていた。ヤブが道路を覆い、落石、枝の類が散乱していた。
国道から入ってすぐは急坂が続く。その後も所々10%越えの箇所がある。
途中、不注意に小石に乗り上げてしまったのだが、嫌な踏み方したなー、と思った、のだった。

こんな具合に荒れ模様。これはまだマシ。
樹間を走る道は見通しもよくない。少ない切れ目から海を望む。
瞽女が峠とうちゃこ。
登ってきた道を振り返る。
本来通る予定だった道。こっちがよかったなあ。

9時15分峠着。標高はさほどないが、結構登りがいのある峠だった。
それにしても、予定通りの道を通っていればなあ。後の祭りとはこの事だ。

気を取り直して下りに入る。これがまた気持ちよかった。
平家谷そうめん流しというものがあるらしく、午前中にもかかわらず、数台の車が止まっていた。
それを過ぎてしばらく行くと、みかん山と集落を通り過ぎ、R378の新しいトンネルの出口と合流する。

八幡浜が見えてきた。
だいぶ降りてきたが、まだまだ現国道からはけっこうな高さがある。

峠を越えて雰囲気が一変する、自転車旅ならではの味わいを楽しむ事ができた。

いよいよ八日ぶりの八幡浜港だ。ついこの間なのに、なんだか懐かしいものだ。

11時過ぎには着いたのだが、フェリーの出発に少々時間がある。余裕だな。
と、切符を買って愛車の元に戻ってみると、パンクをしているではないか。峠の上りでの悪い予感が当たったわけだ。余裕がなくなったではないか。
そそくさとチューブ交換を済ませ、なんとか乗船に間に合う。パンクしたチューブは船内で修理する事にする。
こんな事になるくらいなら、やはりタイヤを交換してくるべきだったのだ。

慌ててチューブ交換をしたので汗だくで、手が汚れたまんまで乗船。
行きと違って、夏休み真っ最中だからか、家族連れでほぼ満員。身の置き所に困る。
人目を気にしながら、パンク修理に取り掛かる。うーん、大丈夫かな?まあ、もういい加減パンクしないだろう。
いつもならば、1回のツアーでパンクが1回あるかないか、なのに今回は既に2回目だ。
これがまた間違いの元だった。

2時間の船旅で、簡単な昼食と睡眠をとり、暑い午後に備えて冷房の恩恵をたっぷりと味わう。
14時過ぎ臼杵港着。

ここで懐かしい友人と再会。大分が誇るプログレミュージシャン(違うって)、フラッシュくんだ。
臼杵に住んでいる、と知ってはいたものの、臼杵つったって、広いよね〜と思っていたら、何と港の対岸に住んでいるらしい。しかも、この日はたまたま健康診断で仕事が休み、だったそう。
しばし、フェリー乗り場の待合所で扇風機にあたりながら歓談する。元気そうで何より。

なぜか臼杵農協の手ぬぐいを掲げるフラッシュざ徒歩5分。

さて、今日はどこまで行こうか。日程を考えると、微妙な距離だ。この時間だと、延岡までは遠すぎるし。
とりあえずR10を行こう。

まずはR502でR10を目指す。
途中、案内板に従い、筒井というところで近道?に入ったが、自転車ではあまり意味がなかった。
野津でR10と合流、ここからは去年も走った道だ道の駅やよいを目指す。

無事、18時まえに到着。地元スーパーで買い出しを済ます。

ところで道の駅やよい、お風呂はあるわ、向かいのコインランドリーはあるわ、素晴らしい。営業時間外だったが、水族館まである。

具体的にどこに泊まったのかは、伏しておく。とある軒下をお借りした。ゆるい風があり、虫もアリ以外はなく、朝まで涼しく過ごせた。

本日の走行距離 92.3km

チビート・トラバース2019 in 石鎚山 7、8日目(今治〜松山〜ふたみ潮風ふれあいキャンプ場)

8月6日。朝から風が強い。雨が時々吹きつける。こんな日は読書に限る。
道中、こんな日もあろうかと、文庫を一冊持ってきていた。内田樹さんの「街場のアメリカ論」だ。
なるほどなるほど。いつもの「内田節」満載であり、およそ「その道の専門家(内田さんの専門はフランス文学)」では持ち得ないであろう視点で、アメリカを切り裂く。

しかし、公園に隣接してあるサッカーコート(場、というよりコートと呼ぶ方がふさわしいような、とてもきれいな金網に覆われた施設)では、この雨風にかかわらず、午前中から少年サッカーチームが練習していた。
元サッカー少年としては、感心するところではあるが、昔はこんな立派な練習場なんてなかったよなー、泥まみれだったもんなー、と感慨しきり。

ところで、前日に買い出しをしておいた朝食用の棒ラーメン。
地元西条で作られているらしい、「万長ラーメン」。
パッケージを見るかぎりでは、ええ?マルタイラーメンのバッタもんじゃねえの?とツッコミを入れたくなるところだが、いざ食べてみると、あら美味しい。
麺はマルタイラーメン同様いわゆる「長浜風」硬麺の類であるが、スープは豚骨ベースと思われるが、醤油風味に仕上げてあり、食べやすい。個人的にはこっちの方が好きかも。

風があることと、思いの外気温が上がらなかったおかげで、テントの中が蒸しることもなく、快適に日中を過ごせた。

樹間にテントを張る。おかげで雨風をしのぐことができた。

8月7日。
予定ではしまなみ海道で1日を過ごすつもりだったが、日程の伸びたことと、今後の天候も先が読めないこと、日曜日に大事な会合があることを鑑み、しまなみ海道は次回(あるのか?)のお楽しみ、ということで「ふたみ潮風ふれあいキャンプ場」を目指すことにする。

瀬戸内の朝焼け。
昨日とは打って変わって、清々しい朝。

6時半出立。
昨日の夕方、自分と他にお二人、テント客が居た。そのうちにお一人は、地元の方。これからしまなみ方面へ行くという。
単に今治を通り過ぎるのでは面白くないので、石鎚で出会った若いご夫婦のお薦め、今治城へと行って見ることにする。聞くところによると、お堀に海水を引き込んである、のだとか。ほほう。

30分ほどで到着。お城自体はこじんまりとしたものだが、立派な構えである。再建されたものらしい。
お堀を覗いてみると、やや!あれはタイ??こちらはフグ???噂に違わぬ「海賊の城」だった。

思った以上に立派な構えの今治城。
お堀には海水魚が悠々と泳いでいた。

ところで、ご夫婦からの今治のお薦めその二、「焼豚玉子飯」は早朝のためありつくことができなかった。残念。

R196に乗って松山を目指す。
しかし、この海沿いの国道は、この先あまり走りやすくはなかった。フラットではあるが、交通量が多く道幅も広くはない。

ところで、途中菊間町というところで、「窯業協同組合」の看板を見かけた。
ん?窯業?愛媛と言えば、砥部焼が有名だが、器の産地で菊間とは、聞いたことがない・・・

しばらく行くと、瓦屋さんが道沿いに並んでいた。

中にはギャラリーも構えていらっしゃる立派なお店も。

菊間は750年続く瓦の産地、らしい。知らなかった。

途中、北条ではR196から旧道である県道179号線(今治街道)を行く。道は狭いものの、車は少なく、生活道路の雰囲気を楽しめる。

堀江では、「ほりえ海の駅うみてらす」で休憩。10時。

快晴!
それにしても腕が大変なことになってしまった。これはまだ序の口。この後、もっとひどい有様となる。

今回の大失敗の一つ、日焼け防止策。うかつだった。ここまで日差しでひどい目にあったことはこれまで経験がない。

いよいよ松山市街地へと入っていく。
松山城公園に11時前に着く。今治城とは流石に規模が違う。天守閣が遠くて、見えない(笑)
暑い日差しを避けて、水を頭からかぶる。

MHKの合唱コンクールに参加するのだろう、生徒たちが大勢居た。

途中から国道から離れて、伊予鉄道郡中(ぐんちゅう)線沿いを走る県道326号線を行く。
道が狭く、決して走りやすいとは言えないが、街中の伊予鉄道と並行して走るのは一興。
JR予讃線と合流する、伊予市まで進む。ここからはR373に乗る。

14時過ぎには、道の駅ふたみまで来た。キャンプ場はここから山際を登ったところだ。
が、この登りは一体どうしたことだろう。ここの設計者に問いたい。眺めが素晴らしい、と聞いてきたのだが、何かの罰ゲームだろうか、というような激坂が待っていた。なんじゃこれは。ここまで遠いところを来たのだから、このくらい何でもなかろう、という愛のムチなのか。

地酒「雪雀」をいただく。うみゃあでよ。
なるほど、眺めが素晴らしい。ふたみ潮風ふれあいキャンプ場であった。
「マムシ注意」の看板がそこらじゅうにあるが、気にしない。

道すがら買い求めた冷えた「雪雀」をいただく。なかなかに美味しかったでござるよ。
洗濯も済ませ、のんびりと過ごす。

18時前に、管理人さんが来られた。途中案内板がなかったものだから、てっきり無料のキャンプ場なのかと思っていた。だって、トイレが遠すぎるわ。有料ならば、もうちょっと利用者に配慮した設計にしなきゃ(もちろん坂を含めて)。

というわけで、管理人室にお邪魔して、きちんとお支払いを済ます。750円也。
おかげで、「夕日の里」にふさわしい、瀬戸内海に沈む夕日を見ることができた。


本日の走行距離 82.8km

チビート・トラバース2019 in 石鎚山 6日目(石鎚山スカイライン〜瓶ヶ森林道〜西条〜今治)

8月5日。この日も4時起床。足の筋肉痛はだいぶ軽くなってはいるものの、やはり普通には歩けない(笑)
我ながら情けなくなってくる。
しかし、この日は今回のメイン・イベント第2弾、石鎚山スカイラインと瓶ヶ森林道(UFOライン)走破だ。

この石鎚山スカイラインは、全国でもヒルクライムレースで有名なところ
また、それに続く瓶ヶ森林道は「天空の道」として、その絶景はサイクリストの憧れの的。
いやあ、楽しみだ。

早る心を抑えつつ、6時出立。この時間はまだアブの攻撃もない。
キャンプ場から、いったん面河関門まで戻り、スカイラインへと入る。
と、なんとゲート開門は7時とな。夜間の走行は出来ないらしい。それだけ山深い、ということだ。
小一時間ほど待つ。
開門後、いよいよスカイラインだ。

さらば面河渓。
石鎚山スカライン、ゲートは夜間は閉まってしまう。

ゲート直後から登りが始まる。
歩きに支障があるほどの筋肉痛にかかわらず、存外自転車には乗れるものだ。
平均勾配8%の坂を着実に登っていく。

しばらく行くと絶景が待っていた。

スカイラインから石鎚山を望む。
だいぶ登ってきたなあ。
土小屋到着。ちょこんと覗いているのが石鎚山山頂。

それにしてもスピードは出ない。陽が登ってくると、アブの総攻撃が待っていた。
スピードを上げたくても、出ない。2度休憩したが、その度にアブとの格闘が待っていた。

虫除けスプレーを小分けして持参したのだが、まあまあ効いた。九州の山では、あんまり効かないなあ、と思ったのだけど。ブヨには効かずにアブに効いたのか?

標高1,496mの土小屋に到着したのは9時50分。休憩を入れて3時間近く。
ちなみに、石鎚山ヒルクライムの2018年度優勝タイムは森本誠師匠の47分21秒。
50〜59歳クラスの優勝タイムは54分30秒。
コースが変則的なので、そのままの比較はできないが、まあ、なんだな。こっちは生活道具(登山道具含む)全部、優に100kg超なんだし(^^ゞ 落ち込むなよ。

坂自体は、勾配は平均しており比較的登りやすい。きついことに変わりはないが。

土小屋で台風情報を仕入れる。土産物屋のご主人も、明日は店を閉めようかと思っている、と言う。今のところ快晴、だが風も強まってきたし、雲も多く、ガスってきている。早めに降りるに越したことはない。

いよいよ瓶ヶ森林道だ。

土産物屋の横から、進んでいく。土小屋からしばらく下ったところが、高知側から登ってきた県道40号線との合流地点、よさこい峠だ。
そこから登り返して伊吹山下を通過した先が、シラサ峠。明確な峠はどこかしら?ちょっと分からなかった。シラサ山荘は工事中だった。

そこから今回最後の登り区間、瓶ヶ森までの坂だ。
平均勾配は6%。ここも勾配は平均しており、場所によっては10%越えという箇所はない。また、この標高ではアブもいない。

石鎚に別れを告げる。
四国山岳碑。
何にも言えねえ。
風、ガス共に強し。

子持権現を登るジグザグ坂を登りきったところで、昼食にする。
登山を含め、行動食を消費しきっていた。土小屋でパンを買っていたのだが、休憩に止まった車に乗っていたおじさんから、おにぎりをいただく。ありがたい!山の中でのハンガーノックほど恐ろしいものはない。

さすがに有名な道路だけあって、月曜日にかかわらず、それなりにバイク、自動車が通る。が、勾配とカーブのためにスピードはゆっくりと慎重だ。
道は狭いものの、危ないと思ったことはなかった。

そこから程なく瓶ヶ森に着く。標高は実に1,687mだ。
九州の屋根、ぼんさん越が1,484mだったからなあ。登ってきたもんだ。

ところで、今回新調したものに、ブレーキレバーがある。
“クラリス”グレードであるが、とてもいい。これひとつで、Vブレーキはもちろん、カンティ、キャリパー、ディスクまで使える。コスパは最強だ。
引きは軽く、長い下坂でも今までのように手がしびれ切ってしまうことがなかった。

もう一つ、サイコンを新調した。これまでキャッツアイのワイヤレスを使っていたのだが、10年も使っているとさすがに調子が悪くなってきたのと、1年でバッテリーが必ず切れることから、今回ソーラーのものにした。
中国製ではあるが、必要十分な機能に加え、バックライト付き。速度計測が一瞬遅れ気味だが、実用上問題ない。

「天空の道」とはよく言ったものだ。

四国の背骨、石鎚山系の文字通りてっぺんを走る。
子持権現。左下に登ってきた道路が見える。
わお!太平洋まで見通せる。風は強い。
これから下って行くルートが見通せる。
UFOが観れる、らしい。
道の下は絶壁。よくぞこんなところに町道を通してくれたものだ。あっぱれ。
絶景かな、絶景かな。

長い下りを楽しむ。台風はやり過ごせそうだ。
寒風山隧道まで下ってきた。13時45分。
土小屋で聞いたところでは、地元の人たちは、新しい寒風山トンネルを利用するそうだ。
しかし、5432mって。誰が好き好んでそんなトンネルを通るのか。
というわけで、旧寒風山隧道の方を行く。
が、トンネルに入った途端、真っ暗闇に包まれてしまった。
灯りはないわ、ガスってるわ、でライトがまったく役に立たない。で、1km近くもある。

旧寒風山隧道入り口。トイレあり。

トンネルを抜けると、西条までの長い下り。
裏寂れた、旧道を行く。これが、たまらなく、いい。車は、いない。
R194と出る。途端に交通量がこれまでと雲泥の差だ。西条まで真っ直ぐだ。

西条は、暑かった。
この日は、今治までは行かずに東予運動公園海浜広場のキャンプ場に泊まる予定だった。しかし、次の日は大荒れの予報(現に、西条から石鎚を見上げると既に真っ黒な厚い雲に覆われていた)だったため、思い切って宿を取るか、どうしようか、と迷っていた。
思ったより早く着いたので、思い切って、というより、いよいよ風呂に入りたくなって、今治に入ってすぐ、湯ノ浦温泉まで行くことにする。

道の駅湯の浦で休憩。道の駅で温泉があれば、最高なんだが、信号をわたって坂を上ったところが温泉だそうだ。
湯ノ浦温泉四季の湯」さんに入る。450円。シャンプー、石鹸別途有料。
(ちなみに宮崎だと、350円でシャンプー、石鹸ありが相場)
久しぶりに(5日ぶり)にさっぱりする。

近くに東予シーサイドキャンプ場があるらしいが、17時も過ぎており、おそらく管理人さんもいないだろう(後で知ったが、キャンプに3000円か・・・行かなくてよかった)、と桜井海浜ふれあい公園を目指す。こちらは無料。

なるほど、キャンプ場、と言っても特別な施設はない。海水浴客向けのトイレと水道があるのみ。BBQの後がある。トイレは綺麗。十分だ。
というわけで、隅っこにお邪魔させてもらう。

風が強くなってきた。波も高い。明日1日は沈(沈没、の略。停滞すること)を早々に決める。
一人、瀬戸内海を眺めながら、ビールを飲む。

本日の走行距離 98km
平均速度 14.0km/h

夕方には虹が。

チビート・トラバース2019 in 石鎚山 5日目(石鎚山登山〜面河渓ルート)

いよいよメインイベント、石鎚登山。日中の気温を考慮し、朝5時過ぎに出立。
ヘッドランプを灯して歩き出す。

https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1992798.html

明るくなってくると、大量のアブの攻撃を受ける。これはたまらない。なにせ、立ち止まることすらできない。休憩しようにもできない。

アブから逃げるように、遊歩道から登山口へと入る。そのまま一気に高度を上げていく。

キノコが多く見られた。
ウスタケ。毒。

面河山の尾根までは急登が続く。途中、道をふさいだ格好で日向ぼっこをしていたマムシと遭遇。向こうも驚いたらしく、素直に道端のくぼみに移動し、とぐろを巻いている。
威嚇してるようではないので、遠巻きにやり過ごす。

登山口から約1時間半、ようやく尾根筋に出た。7時半。樹間から石鎚山が見える。
ここからは勾配も緩くなってくるが、ところどころ、崩落箇所があり、緊張する。鎖、ロープ場も思っていた以上に多い。

やっと石鎚山の勇姿が現れた。
きれいなガクアジサイ。群落がたくさん見受けられた。
イワオトギリソウ。
タマガワホトトギス。
ヒメシャラの大木。
シモツケソウ。

オレンジの部分は触ってみるとスポンジ状。
山頂付近は時折ガスっていた。
石鎚がだんだんと近づいてくる。
イヨフウロ。
ここをトラバースしていく。歩きやすそうだ、と思いきや、意外と足場は良くない。

様々な花も楽しめるが、九州ではあまり見ないキノコも豊富。

三の鎖場。想像以上に「崖」。
天狗岳から土小屋を望む。
弥山直下から面河山、二の森方面を望む。

途中、巨大な動く物体に驚く。よく見てみると、大人の拳二つ分はありそうなヒキガエル。
標高が上がるにつれ、吸血アブではなく花アブが増えてきたが、おそらくそれらをエサに太っているのだろう。

先程のマムシと、どちらがどちらを飲み込むのだろう?と思ってしまうほどに巨大。

10時に三の鎖場に到着。おおっ、と少々ひるんでしまうほどの崖。噂に違わない「鎖場」だ。
天候の悪い時などは、素手ではかなり危険だろう。今朝、サイクリング用のグローブを忘れてきたことを少々悔やむ。鎖の太さにも驚く。現在は鉄製の足場がつけられており、鎖場を登る人は少ない。が、せっかくなので登る。

10時15分山頂着。

無事山頂に着く。

予定では、天狗岳にも足を伸ばすつもりだったのだが、なぜか興が乗らず、中止。
それにしても、それなりの広さがある山頂から下は絶壁で、とても下を覗く勇気も出ない。
四国石鎚の急峻さは、同じ四国の剣山の女性的な山容とは対照的だ。

暫し休んだ後、下りに入る。台風が近づいているためか、下から次から次と雲が湧き上がってくる。いつ天候が急変してもおかしくない。

下りはきた道を引き返すだけ。と思いきや、思いのほか疲労が蓄積し、時間が掛かってしまった。
しかし、登りの時は気づかなかった、素晴らしい景色を堪能する。

面河渓のレストハウスで、ビール飲もう!とそれを楽しみに必死で下りたのだが、「すいませ〜ん!今切らしてます」との一言で疲れが倍増してしまった。それはないだろう?

15時にはキャンプ場に帰着。日曜日の午後のキャンプ場は、昨日まで居た他のバイク、登山キャンパーの姿もなく、せせらぎの音だけがしていた。
足は既に筋肉痛で、動かない。いやあ、こんなに鈍っていたのか?とショック。
何もする気が起こらない。しかし、明日からの石鎚スカイライン〜瓶ヶ森林道走破に備えて、食べておかないと。
台風も心配だ。持参したラジオは、なぜか鳴らないため情報が乏しい。
タイヤも良く見てみると、パンクした前輪が限界にきている。旅立ち前、まだ大丈夫だろう、という見込みが甘かった。サドルも懸案事項だ。
なんてこった。自分の詰めの甘さが身に染みる。こういう時こそ、気を引き締めてかからないと、思わぬ事故を引き起こしてしまう。バテている場合ではない。食事の準備をしなくては。

本日の歩行距離 約16km

これは一体なんなのか?プニュプニュしていて、水?が出ていた。